☆ 価値増殖の度合いを表す二つの比率:利潤率と剰余価値率
◆ 利潤率P’=剰余価値m/(不変資本c+可変資本価値v)[×100%]
資本家から見れば、労働力(可変資本)も生産手段(不変資本)も同じように価値増殖に貢献するように思える
資本家にとっての利得
∥
投下資本(c+v)に対する剰余価値(m)の比率
∥
資本家にとってのコスト
*利潤率は、資本家にとっての費用(コスト)と収益の比率
◆ 剰余価値率m’=剰余価値m/可変資本価値v[×100%]
∥
可変資本価値(v)に対する剰余価値(m)の比率
∥ ∥
労働者にとって 労働者が他人のために生産する価値
自分の生活を維
持するために生
産しなければな
らない価値
*剰余価値は、労働者にとっての費用(ただし貨幣ではなく、労働力支出)と資本家の収益の比率。言い換えれば、資本家を設けさせるために労働者がどれだけ骨を折ったかということを表している。