労賃の二つの基本形態(その2):出来高賃金 | 草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

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労賃の第2の基本形態「出来高賃金」と出来高賃率

…出来高賃金〈生産物1単位当たり~円〉この生産物1単位あたりの賃金額〈~円〉を出来高賃率、略して賃率と呼ぶ。出来高賃金を採用する企業では、賃率×1日の生産物量= 1日の賃金となる。

☆出来高)賃率の客観的根拠
 賃率は次のようにして決まります。

労働力の日価値÷1日の生産物量

まず、その社会のその時点での労働者が平均的な生活水準で生活を営むための費用によって労働力の日価値(生涯生活費÷現役労働日数)が決まっている。そして、労働者は1日に生産物を何単位生産するにせよ、1日の労働時間の間にこの日価値を稼がなくてはならない。出来高賃率もこのような事情に基づいて決まってくる。

☆出来高賃率決定の外観
仮定1】金750(1000)[1]の生産に投入される社会的必要労働…1時間(1時間の労働が生み出す価値=1000)
【仮定2】労働力の日価値=必須価値(V)4時間(=4000)

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さらに、何らかの事情で1労働日(8時間)フルに働けない労働者は労働力の日価値を稼ぐことができないことになる。