「バクーニンのマルクス批判はすげぇ理に適ってる」 | 草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

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《無政府主義と共産主義はどちらの方が危険な思想なんでしょうか?/ちなみにバクーニンのマルクス批判はすげぇ理に適ってると思いました》



「だれにとって」ということ次第で答えは変わってくるように思えます。

バクーニンのマルクス批判には、誤解(必ずしもバクーニンの無理解に起因するとは言えない、つまりマルクスの説明不足によるものを含む)があります。自分の舌足らずさを反省して弁明するという感じではありませんが、そうした誤解のいくつかをマルクスなりに解くための準備(さしあたり自分の頭を整理するためのノートの作成)をマルクスはしていました。そのノートは、「バクーニン『国家制度と無政府』摘要」としてマルエン全集に収められています。

一つだけ実例をあげます。

バクーニンは、《人民代表と〈国家統治者〉を全人民がえらぶ普通選挙権それはマルクス主義者の, そしてまた民主主義派の最後の言葉であるがは, 統治する少数者の専制を隠蔽する嘘であり, それがいわゆる人民の意志をあらわすかのように見えるだけに, なおさら危険な嘘である。そこで結果として, 特権的少数者が人民大衆の大多数を指導することになる》というように、資本に対する戦いの武器として普通選挙権の意義を認めるマルクスを批判します。

マルクスは、このバクーニンの批判の前提を問題にします。バクーニンは、人民の意志を表す政治体制を是としつつ、代議制民主主義ではそれは実現しないと批判します。マルクスは、人民の意志を表す政治体制が望ましいと信じているバクーニンの暗黙の前提を次のように批判します。

《今日の意味での全人民というようなものは, 幻想である――/…/ 集団的所有のもとではいわゆる人民の意志は消えうせ, 協同組合の現実的な意思に席を譲ることになる》


全人民の意志を体現する政治という幻想を捨て、個々の協同組合内部の現実的な合意をこそ目指すべきだということです。僕には、代議制民主主義を批判しながらも、暗黙の裡に、彼らと同じ「人民の意志」という幻想を共有してしまっているバクーニンより、上記のように指摘するマルクスの方が、当事者の自治・自律の実現についてより、深みと現実味のあるとらえ方をしているように見えます。
 

 


  Klaus & Kinski Carne de Bakunin

 

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