「マルクスのヘーゲル批判は、実はただの立場の相違の表明」 | 草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

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《ヘーゲルが「論理的抽象によって事物の質的な違いを無視している」というのは、確かにマルクスの側から見ればそう言えるんですが、ヘーゲルとマルクスでは根本原理が全く逆で、ヘーゲルからすれば抽象的なものこそが真の実在なのだから、具体的なものこそが実在であるとするマルクスからすればそう見える、ってだけで、そもそも原理が真逆なので、マルクスのヘーゲル批判っていうのは、実はただの立場の相違の表明であって、批判じゃないですね。》


この点について、一面では、マルクスは、自覚的な「確信犯」です。 肝心なのは世界を変えることであって、解釈することじゃないなんて啖呵を切ってしまいますからね。


でも、半面では、必ずしも超越的な批判ではないんですね。というのも、抽象の暴力への批判は、実はヘーゲル自身も自分の課題と考えていたはずだからです。


この辺は、これまでのヘーゲル解釈においても争点なので... 続きを読む





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