全国の小学6年生、中学3年生を対象としたアンケート(国立教育政策研究所「令和5年度全国学力・学習状況調査報告書」)によると、児童生徒の1日の家庭学習時間は次の通りです。
3時間以上 2~3時間 1~2時間 30分~1時間
平日 小学生 12.1% 13.9% 31.4% 26.7%
中学生 10.4% 23.4% 32.1% 18.1%
4時間以上 3~4時間 2~3時間 1~2時間
休日 小学生 8.2% 5.5% 11.5% 27.7%
中学生 7.1% 11.7% 21.8% 25.2%
塾の授業時間や宿題など、学校の授業以外に学習した時間です。こうしてみると実は中学生ってたくさん勉強していますよね。
例えば中学3年生の33.8%(10.4%+23.4%)が平日は2時間以上、約19%(7.1%+11.7%)が休日に3時間以上の勉強をしていることがわかります。
千葉県の2024年2月の公立高校入試において、「高校の定員数÷受験者数」で計算するとSもぎ偏差値65以上の公立高校は上位7%です。
偏差値65以上⇒上位7%
偏差値60以上⇒上位19%
偏差値55以上⇒上位28%
そのため、学習時間だけで考えると偏差値65以上(上位7%)の学校を目指すのであれば平日3時間以上、休日4時間以上(週23時間以上)が目安になります。
同様に、偏差値60以上の学校を目指すのであれば平日2時間以上、休日3時間以上(週16時間以上)、偏差値55以上を目指すなら、平日・休日ともに2時間以上(週14時間以上)が目安です。
もちろん単純に学習時間だけで成績が決まるわけではありませんが、たくさん勉強している人の方が成績は上がりやすいですし、やればやるほど学習効率も上がっていきます。
なお、このアンケートは4月に行われたものですから、部活引退前の学習時間です。そのため中1、2年生の皆さんも上位校を目指すのであれば同じくらいの学習時間を目安にしてみると良いでしょう。逆に部活引退後の受験生の皆さんは、さらに学習時間を増やすことも検討すべきです。
高いお金を払って塾や家庭教師の授業を受けているのに成績が上がらないという人は、単純に学習時間が足りていないだけかもしれません。なぜなら仮に授業時間が週3時間であれば偏差値60以上を目指すための必要な学習時間の2割未満です。
そもそも中学生の場合は塾に通っている人の方が多いので、塾の授業以外に、いかに勉強できるかが成績を左右します。
今まで定期テスト前くらいしか勉強していなかったという皆さんや、平日はやっているけど休日はゆっくりしていたという皆さんは、まずは毎日2時間を目標に勉強してみてはどうでしょうか。
家で一人で勉強するのが大変という人は、お得な定額料金で月~土は何回・何時間でも勉強できて、日曜の朝の授業も始まるアシスト習志野校に是非、勉強しに来てください。
たくさん受講すると、ふつうの塾が宿題にする問題演習も授業中にやってしまい、宿題なしで成績を伸ばしている人がたくさんいます。