先日、1年ぶりの心臓外科外来へいってきました。

私は半年ほど前に内科を卒業したので、
今後は、心臓外科外来のみとなります。

久しぶりの病院。

訪れてみたそこは、違和感でいっぱいでした。

独特の匂い、
動かない空気、
人々の覇気のない佇まい。


「あ、私の住んでいる世界と違う」


と思いました。


「幼い子は違和感を感じて不安になるのも当然だなぁ」

と思いました。


私の住んでいる世界にも、
病気の人や怪我をした人もいるし、
老若男女そろっていますが、

オーラというか、
空気感というか、

なんか違う。


入院していた時は何も感じなかったけど、
それは私自身がこれらと同じ「違和感」を発していたからでしょうか。

以前は「助けてくれる場所」として安堵感を覚えていましたが、
この日は、早く去りたいという思いの方が強かったです。

体調で、こうも印象が変わるものでしょうか。
不思議ですね。


さてさて、前置きが長くなりましたが、
外来の内容は、毎年同じ。

心エコーと診察のみです。

いつも通り、滞りなく検査を終え、
診察室では「元気でーす」と挨拶して、

終~了~ニコ


なんのハプニングも、進展もありません。


あ、でも、エコー検査の結果を見せてもらったら、
そこに循環器内科の医師のコメントがあったのです。

「×△◆○×leakが見られ、×△◆○×と思われるので、今後もフォローをお願いします。」

と。

それを見たときは、

「え、leakって<漏れ>って意味だよね?
その前の英語が、分からん。
もっと勉強しておけば良かったウキャー!

と思ったのですが、

たんに術後からずっと続いている、かすかな漏れのことでした。

私が前のめりになって、
コメントを読んでいたので、
主治医がフォローしてくれました。

「これねー、漏れてるっていうけど、
映像が鮮明になっちゃったから、見えてるだけなんだよね。
外科医泣かせなんだよぉ」


あ~、最近のデジタル技術の向上により、
女優の肌荒れが分かっちゃって、
芸能人も大変だよね、
見えない方が幸せなことってあるよね、
みたいな?

あれ、違うぼーぜん


とはいえ、かすかな漏れがあるのは知っているし、
それが大したことないのも分かっているので、
問題なし!


病院よ、
一年後まで、さようなら。
また会う日までsei