朝食は、要望どおり流動食を出してもらいましたが、
2割程度しか口にできませんでした。
実は、昨日、看護師さんが気をきかせて、
テレビを病室に入れてくれたのですが、
そしたらも、吐き気と痛みで全く観賞できません。
ただただ、なすがまま、
病棟へ戻るため、不要な管が抜かれていきます。
まず、首の点滴。
医師の指導のもと、医学生が対応します。
だけど、これ。
「そこ切って、もっと奥の方」という指示とか、
チョキンという切る音とか、
首なので、超怖いです
管を抜く時も、
「ゆっくりと抜くと痛いから、サッと抜いて」という指示のもと、
怖がってソロソロと抜く医学生、、、、
気持ちは分かるけどさ。
痛いんだよね。
「大学病院だから、ごめんなさい」と声をかけてもらえましたけど。
次に左手の甲以外の点滴も抜かれました。
鼻の酸素からも解放されます。
これで残るは、
・ 尿道カテーテル
・ ドレーン(小さなパックが付いています)
・ 左手の甲の点滴
・ リード線
のみ。
10:00、予告通り、車椅子で病棟に戻りました。
戻り先は、ナースステーションに近い個室(観察室)です。
手術前に利用した個室とは、大違い。
ユニットバス、テレビはありますが、なんとも殺風景な部屋です。
私からは何も言っていないのに、
補助員さんが、私の部屋に置いてあったケータイと、
お見舞いの花を持ってきてくれました。
といっても、私は、痛くて、辛くて、息苦しくて、グッタリで、
花をめでる気力もありません。
今日は、この部屋でのんびりしてよう~~~♪
と、思っていたら、ドアが開いて、理学療法士さんが入ってきました。
「リハビリでーす」
ウソでしょ?
体を支えられて、5mほど歩きました。
すぐに息切れ。
息が浅くなっているので、息を吸うのではなく、意識して吐くように言われました。
たくさん吐けば、自然と吸うから、と。
やってみると本当にそうで、呼吸が楽になりました。
部屋に戻ってからも、なるべく体を動かそうと、
歯をみがいたり、物を取ったり。
結構、動けるものなのです。
その後、のんびりしようと思ったら、
「レントゲンに行きまーす」
ウソでしょ?
7階下のレントゲン室まで、付添い付きながら、歩いて行きました。
自分で、自信の体の回復っぷりにビックリです。
検査中、「息を吸って~」と言われましたが、骨が痛くて吸えない
適当にやって、検査終了。
部屋に戻ると、看護師さんが体を拭いてくれました。
外科は、清潔第一なのですね。
尿道カテーテルを取ってもいいけど、どうするか聞かれました。
尿道カテーテルを取る=お手洗いは歩いて行く=無理
そんな思考が働き、遠慮しました。
その代わり、弾性ストッキングを脱がせてもらいました。
歩けるようになったら、取ってよいそうです。
足がムレていたので、スッキリ爽快!
この日、体重を測定したところ、なんと2kg増。
何も食べていないのに、術前より2kgも増えています。
全部、薬のお水が体にたまっているのです。
そりゃ、体がパンパンにむくみますよね。
顔と足は、あまり変化ないものの、
手が、赤ちゃんの手ですもの。