井宿 井木犴 七曜陵逼




星座のように点が
結ばれた瞬間に起きる閃きは
可能性が開く兆し。



自分の可能性の視野
広がる感覚というのは
味わったことがあるでしょうか?


思いつかなかったことが知れた時や
本当の意味で好きなことにありつけた時等に
起こる感覚です。




俗に言えばトキメキ
英語で言えばスパークリングです。


この感覚が起きた時は
じっくり考えてみることです。



何故起きたのか?
調子がいいから起きたのか?
それとも起きたから調子がいいのか?




掴みようがないこの感覚は
人の五感によって左右されます。


視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚という
五つの感覚の中でも人によって扱いやすく
頼りにしてしまう感覚があるものです。



例えば此方の場合ですと視覚で見たもの、
読んだものを深く考えるクセがあります。


五行思想ですと、視覚
見て考えるということもあり
《智》に当てはまります。



《智》とは知識ですね。


なので此方は一見関連のないような
知識と知識が上手く合わさった時に
閃く感覚を覚えます。



他にも味覚重視の人ならその名の通りに
味わった飲食で閃きを覚えます。




マルセル・プルーストの
『失われた時を求めて』
導引部分の紅茶を浸したママレードを
食べた時に閃いた感覚はまさしくこれです。


もちろん本来は五感は全部使うのですが、
誰の感覚にも
得意不得意というのは
あります。



ちなみに此方は味覚にはあまり自信がありません。




自分自身がどの感覚を得意とするかを自覚し、
その感覚から得られる情報と他の情報を結んで
閃きを覚えると新しい可能性が生まれます。


これはクセになりますよ。