先日、映画「CLOSE」を観に行きました。

カンヌ国際映画祭でグランプリ受賞作ですキラキラ


監督 ルーカス・ドン

キャスト

レオ:エデン・ダンブリン

レミ:グスタフ・ドゥ・ワエル


ストーリー(ネタバレあり)

レオとレミは双子の兄弟の様に深い結びつきの親友同士、寝る時も泊まって一日中一緒に居るのが当たり前の生活。

中学に進学した2人の親密な様子をみたクラスメイトに「付き合ってるの?」と言われます。

「親友だから当たり前」とムキになって答えたレオですが、その後もいじられた事で次第にレミと距離を取ります。

レオは他に親しい友達を作る為にもクラスメイトが通っているアイスホッケークラブに入り、その友達と親しくなっていきます。

一方のレミはいじられても特に気にする様子もなく、いつも通りの近い距離感で接してきます。

レオはそんなレミをより一層避ける様になります。

ある日レオは、いつも一緒に通学していたのに、黙って学校に行き、置いて行かれたことに傷ついたレミがレオに問い詰めて大喧嘩になります。

その後、仲直り出来ないまま他の友達と過ごしながらもレミの事を気にはしていたレオ。

そして悲劇が…。

レミが自ら命を絶ってしまいます。

深く後悔するレオ。

理由を知りたいレミの母親。

後悔で誰にも気持ちを言えなかったレオがレミの母親に自分のせいだ、自分が突き離したからだと告白します。



レオ側の視線で映画が進んでいくので、レミの気持ちの描写がないため、実際に何故死ぬほど思い詰めたのかの過程は想像のみです。

私は少し後味の悪さが残りました…。

大親友に避けられるのは思春期の男の子にとったら大きなショックだし、まだまだ子供で視野も狭いだろうから絶望感は理解出来るけど、だからといって死を選ぶのは…。

親子仲が良かったのに両親が可哀想で…。

でも全体としては思春期の10代特有の心情が凄く繊細に描かれていて、自分のその年代の頃を思い出しました。

レオ役のエデン君の演技も良かった!




関係ないけど映画館の窓からマルビルが見えるのはいつまでなのかな…?


それではパー