「国立メディア芸術総合センター(仮称)」構想への賛否が議論されていますね。21年度の補正予算で事業費117億円を計上し、60万人の年間来場者を見込み、運営は民間に委託する計画だそうです。これに関して、この構想が「アニメの殿堂」、「巨大な国営マンガ喫茶」(鳩山民主党代表)などと揶揄され、反対する声があります。


一つの構想に対して賛否が分かれて議論されるのは結構なことだと思います。先日見たテレビの番組では、その両方の立場から取材していてわかりやすいものになっていました。ただ、反対意見の論調が、アニメ、マンガに特化したものや、「ソフトの充実といいながら、結局は箱物(ハード)。この構想に100億円かけるよりも福祉に回すべき」(長島昭久衆議院議員)などと、冷静な議論ではないことが残念です。


また、漫画家の石坂啓さんなどがこの構想を批判され、やくみつるさんも「こういう箱物は最後でいい」と発言されていますが、この国立メディア芸術総合センターをただ「アニメの殿堂」、「巨大な国営マンガ喫茶」と思っての発言になっていることがちょっと滑稽です。アニメやマンガはあくまでメディア芸術の一部です。


ちなみに、お隣韓国ではマンガだけで次のような力の入れようです。


2009年文化体育観光部 漫画及びキャラクター関連主要事業」で、文化部は今年から2013年まで漫画産業を支援するために総額1,425億ウォン(1114千万円)を投入すると発表した。このうち2009年の割当予算は、国庫38億ウォンを含めた1995,000万ウォン(156千万円)である」。


まずは、冷静な議論を。


メディア芸術の国際的な拠点の整備について(「国立メディア芸術総合センター(仮称)」構想について) - 文化庁>

http://www.bunka.go.jp/oshirase_other/2009/mediageijutsu_090514.html


(仮)国立メディア芸術総合センター - 里中満智子 オフィシャルサイト(522日)>

http://satonaka-machiko.seesaa.net/article/120006495.html


<石坂啓さん>国の施設批判「額縁にマンガ、恥ずかしい」 - 毎日新聞(526日)>

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090526-00000115-mai-soci


政局ありきの、浅ましい国立メディア芸術総合センター批判 - 清谷信一公式ブログ 清谷防衛経済研究所(528日)>

http://kiyotani.at.webry.info/200905/article_14.html


:::: Dynamic Korea ::::

http://www.korea.or.jp/topnews_view_c.asp?seq=3749


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