香道では香りを「聞く」という

全神経を集中させて

ひとつひとつの香りに耳を澄ませる

姿勢が伝わってくる

平安貴族たちはすでにお香りを

身につけ、それぞれの

オリジナルの香りを調合していたという

お香の違いを聞き分けて当てる

「組香」のなかでも、その名の

通り源氏物語がテーマとなった

「源氏香」がある