こんにちは。
あそびゴコロの谷名です。
前回の続きを書いていきますね。
僧帽筋は直接頭痛の原因とは考えにくいと前回お伝えしました。
ではどの筋肉が頭痛と関係しているのでしょうか。
私たちは起きている時には常に5,6㎏ほどの頭部を支えています。
この時常に緊張を強いられている重要な筋肉があります。
それが頭半棘筋、頚半棘筋、頭最長筋、頚板状筋、頭板状筋と呼ばれる頚椎周囲に付着している後頚部の筋肉です。
解剖学的にみるとこれらの筋肉は上位頚神経がかかわってきます。
頭部を常に支えているだけでなく、前に傾けたり頭を起こしたり左右に傾けたりする動作はこれらの頚椎周囲の筋肉が緊張を強いられている状態です。
特に前傾姿勢はこれらの後頚部筋肉の負担が大きくなります。
日常生活の中で、寝ているとき以外ほぼこの前傾姿勢の状態であるといってもいいのではないでしょうか。
つまりこれらの後頚部の筋肉の緊張がいわゆる痛みの刺激をもたらす要因なのです。
これらの後頚部の緊張が持続的な侵害刺激となり上位頚神経を介して脳幹部の三叉神経脊髄路核に情報を持続的に与え頭痛が起こりやすい状態を作っているのです。
次回はこの筋肉たちについて書いていきますね。