こんにちは。
あそびゴコロの谷名です。
今回も頭痛について書いていきますね。
頭痛の中で最も多くみられる緊張型頭痛には肩こりが関係しているという説があります。
確かに頭痛が多い人は健常者よりも頭の周囲の筋肉の圧痛が強いという報告は数多くあります。
そのため投薬では緊張緩和や筋弛緩剤が処方されることがよくあります。
また、ストレスで肩こりがひどくなり頭痛を悪化させるとのことで、筋弛緩作用を持つ安定剤などが処方されることもあります。
肩こりのほとんどは僧帽筋という筋肉のこりです。
僧帽筋は後頭部、頚椎、胸椎から肩関節、肩甲骨部についている筋肉で肩甲骨を上げたりする機能を持っています。
肩こりがある人は肩を上げるときにこわばり感やだるさを感じると思います。
普段の生活の中で座っていることが多いと座位での姿勢が体に影響を及ぼします。
また両腕を上げるような動作や肩をまわすなどの肩甲骨を動かすような動きも少ないため僧帽筋のこりは悪化していきます。
さらに後頭部に付着している部分もあるため、コリによって後頭部の重だるさを感じることもあるかもしれません。
実際に僧帽筋の知覚には第3,4の頚神経が関係しています。
僧帽筋の最上部、特に後頭部に近い部分は第3の神経が関係するため筋肉の緊張が強くなるとこの刺激が頭痛の根源になることはあるでしょう。
しかしこれはごく一部です。
肩こりとして感じる部分のほとんどは頭痛として感じるルートへの情報入力は少ないです。
つまり肩こりが直接頭痛の原因となることはほとんどありません。
長くなったので、2回に分けて書いていきますね。
次回は肩こりが直接頭痛を起こしているわけではない②です。