昨年12月の始めに

旭区の芸術創造館で開催された

バベル派展を見てきました

バベル派のサイトから展示会の説明を引用↓


BABEl派は “劇場” というなにかを 共有 / つなぐ ことに特化した空間で展覧会を開催する取り組みをはじめました

団体名は文字通り旧約聖書「創世記」に登場するバベルの塔が由来です。

言語のわかれ・混乱・ごちゃまぜ。聖書内では戒めの物語として描かれ、人々が別れ散った原因と言われていますが、様々な言語があり、様々な人種があり、様々な芸術がある、私はその混沌さに魅力を感じたのです。

今回初となるBABEL派の展覧会では、空間、人、想い、芸術をつなぎあわせ、日常とは異なるある種の混乱から、気付くと「見ているのか」「見られているのか」境界線が曖昧になり揺らぎ続ける空間作りを試みます。



展示方法が面白かった

これは劇場に展示された作品

階段状の舞台に並ぶ作品達

観客は舞台裏の階段を上り

舞台の1番上から作品を近くで眺めつつ

下に降りて行く流れなんです

舞台の1番下に下りてから振り返って見上げると

作品全体が見渡せる仕掛け

なるほど

「作品が私を見下ろしているのか」

「私が作品を見上げているのか」


この作品の造形

愛嬌があっていいんだよなぁ

このゆるい感じがとても好き

なんだか遠い目をしている


作品説明にも遠いまなざし、とあるので

私の眼もあながち間違ってないなと思いました


しかし私のケータイだと光がぼやけ過ぎて

作品を上手く撮れません

でもまぁ、これはこれでアリかな


舞台の下には鎖に囚われた足が

作者の方に触ってもいいですよと言われたので

触らせてもらいました

プラスチックのような軽い感覚


「これは『ガラスの動物園』という本の

イメージを元に作った作品です

足が悪くて内気な姉と

家を出て行こうとする弟と

それを支配しようとする母親の話です」

私は読んだ事がないのですが

足のイメージだけで何となく伝わるのが凄い

さて「欠落」しているのは一体何でしょうか


隣の楽屋では映像が流れていましたが

私には難し過ぎたので即退散


でも楽屋で映像展示って発想はユニークだと思う

稽古場にも作品が展示されていました
なんか部屋自体が作品の一部みたいで面白い

床に散らかっている紙も作品です


部屋の角には椅子とライトがセッティングされてた

ん?この椅子の上に置いてある本は…


さっき舞台の下に展示されていた

鎖に繋がれた足の作品の元になったと言う

「ガラスの動物園」だ!

これはなかなか良い演出だと思いました


この部屋に展示されてる作品も良かった

割と大きな作品でそれ自体も印象的なのですが

この作品の面白いところは作品の裏に貼られた作品解説まで含めて作品になってるところ

作品の裏側はこんな風に紙が貼られてます


こちらの作品の裏には

めっちゃ写真貼られてた

こういう表現の仕方もオモロいなぁ


なので床に散らかってたり

作品の写真が手摺に貼られてたりしてるのね

鏡に自分が写ってるのを見ながら鑑賞するのも

なかなか無い体験だと思いました♪

こういうの割と好き


バベル派展

全く知らない方々の作品展でしたが

会場の使い方も含めてなかなか面白かったです

こういう未知のアートに触れるのも楽しいな♪

芸術創造館はたまに面白いイベントやってるからチェックしときたいですね