サディスマリィ編、最終章。
ツアーも後半に差し掛かった頃くらいかな、
俺の中である思いが芽生え始めまして。
それは、
『違う人生も歩んでみたい』
という思い。
最初はなんとなーくというか、
ふわっと思う程度だったんだけど
月日が経つにつれその気持ちが
だんだん強くなっていきまして。
決して嫌になったとか
辛くなったとか
やりきったとかじゃないんだけどね。
気付けばその気持ちの方が
上回っていたんです。
Madieduorとのカップリングツアーも終わり
札幌に帰ってきたのが
11月の後半くらいだったかな。
俺は脱退を申し出て
話し合いが行われて、、
その年の12月16日、
サディスマリィは終焉を迎えるわけです。
札幌mole、ワンマン。
タイトルは、
『傀儡ニ踊リ続ケル被虐人形ト残酷ナ終焉劇』
この時のO.A.にはKAZの居たバンド、
ロザリーが出てくれましたね。
setsu、kasumi、幸大も
観にきてくれたり、色々手伝ってくれたり
してくれました。
もうなんかね、
それだけで涙出そうだったんだけど
俺の中で謎に
「絶対泣かない」と決めてて。
なんていうか…
自ら脱退を申し出といて泣くとか
意味わからんし
ものすごく変な感じがするっていうか
そんな自分自身が許せなかったんよ。
だけどねー、
出番前に皆と談話してたりしたら
けっこうやばかったんよ笑
けっこう必死に堪えてた記憶…笑
また皆がさー、
いつも通り接してくれるわけですよ。
それがすごく嬉しくてさー。
変に気遣ってどうのこうのってよりも
いつもと変わらないテンションと表情、
いつも通りの言葉を交わしたりしてさー
俺にとってはすごくありがたかった。
だから余計ね、
堪えるのに必死だったのよ笑
そしてLIVEはサディスらしく血染めの衣装で。
被虐愛者達の顔を見て
メンバーそれぞれの
名前を呼ぶ声を聴いたりしたら
まーた色々込み上げてきたよね。
だから顔伏せたりしてたんだけど、
ちょっと見上げたら
上で暖かく見守ってくれてる
お世話になったバンドマン達の顔も見えたりして
まーた込み上げてきちゃってさ、
俺は一体どこ見りゃいいんだ状態でしたね笑
LIVEもいつも通りに…
いやこの時ばかりは
いつも以上に気合い入ってたかもなぁ。
最後の最後はギターぶっ壊して
終焉しました。
んでもう捌けた瞬間、
抑えきれなかった。
多分人生で1番じゃないかって位
泣いたなー。
それは未練とかじゃなくて
被虐愛者達、周りのバンドマン、
お世話になった色々な方々や
想い出がぶわぁーっと込み上げてきて
感謝の気持ちが溢れ出てきた感じだった。
まぁ色々な事ありましたね。
『マディス本』にちなんで
『サディス本』っていうのも出したり…笑
ツアーで各地の城巡りしたり
うまいもん食いまくったり
皆で動物園行ったり…笑
当時俺はじゃがりこが好きすぎて
LIVEの度に皆様からじゃがりこをお恵み頂いたり笑
竹藪の中で撮影したり、、
ここでは言えない事も
めちゃくちゃあったしなぁ。笑
そんな中でやっぱり
被虐愛者諸君には大変お世話になったよ。
けっこう好き勝手やったりして
時には迷惑かけた事もあるでしょう。
それでも
変わらずついてきてくれて、
最後の最後まで愛情を注いでくれました。
ほんとに感謝しています。
俺にはASK...という"今"がある。
だけどその"今"があるのは
"過去“のおかげであって、
まずそこへの感謝は忘れたくないなー
という想いもあり
だらだらと書いてきた次第でゴザイマス。
そして新しく知ってくれた方々にも
その過去に触れてもらって
少しでも楽しんでもらえたらなーと
思っていた次第でゴザイマス。
ゴザイマスでゴザイマス。
まぁ、これを見てくれた方々が
色々な感情を抱いてくれたら
俺はそれで満足です。
それが悪い感情だったとしても
決して『嫌なら見るな!』とはなりません。
なんかねー、
その『嫌なら見るな』精神が
あまり好きじゃなくて。
『嫌なら見るな』と批判に怯える位なら
そもそも書かなきゃいいじゃん
って思ってしまうんすよねー。。
全然話ずれたよねー。
ほんとはまだまだ書きたい事あるけど、
さすがに終わりが見えなさ過ぎるので
この辺で終わります。
次回からはASK...編。
『終焉に散る百合の花束と共に…』


