今日は少し番外編でMadeth gray'llを

語ろうと思います。




っていうのもサディスマリィ時代、

1番影響を受けたバンドであり

1番憧れを抱いてたバンドだからです。



もちろん今も、

くっっっそ大好きですし、めっちゃ聴くし、

憧れている気持ちは当時と変わってないです。



そして、

ayame(当時は彩眼)という人間を形成する上で

このバンドは欠かせないのです。



Madeth gray'llによって

俺が造られたと言っても

過言じゃない。(断言)



なので、

「サディスマリィ③」に行く前に

この話をどうしてもぶち込んでおきたかった。







Madeth gray'llとの出逢いは、

「Lucifer」というアルバムだったんだけど、

正直、気味が悪すぎて

もうなんか怖かった。笑



まだピュアさが残ってた俺には

なかなかの衝撃でして。




当時はどっちかと言うと

ポップ寄りな曲が好きだったし、

ダークさより、聴きやすい曲が

好きだったもんでさー。



なので「Lucifer」も、

1回聴いたっきり

そこからあんまり聴かなかったんよなぁ🤔






意外でしょ?






でも、なんて言うんだろ…

怖いものってなーんか見てみたくなったり

聴きたくなったりするじゃないですか。



その感覚になって

もう一度聴いてみたのよ。




そしたら、

『あれ?なんかかっこよくね?』と

なりまして、

次の曲、また次の曲と

止まらなくなってましたねー。



気付けば、

Madeth gray'llの魅力に

取り憑かれてしまいまして、、、



そこから俺は本格的に、

狂死楽園に足を踏み入れていくわけです。






アルバム「Lucifer」の中だと、

「Zwei〜」や「「マリア」が眠る〜」とか

めちゃくちゃ好きで聴きまくってたかな。


あと「悪辣ナル〜」もよく聴いてた。




ほんとにピュアさ残ってんのかってくらい

激しくてダークな曲ばっか聴いてた。笑





そしてなんと言っても、

このアルバムで1番衝撃的で1番好きなのが

44曲目の「血染めの喜劇」



この曲はコテというジャンルの理想を全て詰め込んだ曲だと俺は思っています。



歌詞、シャウトのタイミング、ゴリゴリなベース、

荒いギター、ツタツタ、3拍子のリズム、

全てが完璧で理想的。



もうね、こんなん聴いてしまうと

もっと追い求めたくなりまして。

だんだん音源を集めていくわけであります。





と、同時に

俺の中のピュアさが

消え失せた瞬間でございました。





音源だけじゃなく、

色んな映像を観まくったりもしたな。


「パラサイト」「黒装束の調べ」…


特に「螺旋階段と記憶」に入ってる

「狂死曲」なんかはライブ映像で、

それがめちゃくちゃかっこよくて

1日10回は観てたな。笑



それ観ながらパフォーマンス勉強したり、

時にはLIVEで真似てみたり……笑



CDはほぼ全部持ってたなぁ。

配布だった「MOTHER COMPLEX」も

何故か持ってたしなぁ🤔


なんでだろ🤔




けどデモテープは全然持ってなくてさー、

持ってる人が羨ましかったよ。。



今でも羨ましいよ。。




くれよ。。






そんな中でも唯一持ってたのが

「狂死楽園」というデモテープ。





これを手に入れた時は、

まっっっっじで嬉しかった!!!



狂ったように毎日聴いてたもんです。

テープだけじゃ飽き足らず、

CDに焼いてiPodに入れたりしてたなぁ。



なんせこのジャケットがかっこよすぎなのと、

収録曲が最高すぎて…。



「呪ワレシ華ノ生命…」

「missantroop」

「黒装束の調べ」

「狂死曲」



この楽曲達は色んなバージョンあるけど、

正直、「狂死楽園」のが1番好き。




ていうか!!

Madeth gray'llの音源の中で

この「狂死楽園」が1番好き!!です!!




このデモテープの音質によって

ダークさと狂死楽園という世界観を

より一層引き立てられてるのが良い。



もう好きすぎて冒頭の、

「楽園を覆う〜」から

最後の、

「美少女の腐乱死体を愛しました」まで

歌詞含めて全部口ずさめるもんなぁ。笑





病気だわ。。笑






↑影響されすぎて、

俺自身も腐乱死体を求めてた頃。






あと特に好きな曲で言えば、

「白昼夢の惨劇」ですかねぇ。


あのちょっとダルめなダークさが

たまらんのよなー。


きっとROUAGEとかLaputaとかに

影響受けたんだろうなーっていう

ところもすげー好きです。




あとは、

「Le Miserable」ですかねぇ。


冒頭の『Endless kiss…』は、

ほんと痺れるよなぁ。

あそこで全部持っていかれるもんなぁ。



いやもう好きな曲あげればキリないわ。

もうだって全部好きだもの。笑








ただですね…

そんなMadeth gray'llの中で唯一、

許せない事がありまして…



それは最初に触れた

「Lucifer」というアルバムの中の

「Lucifer」という曲の歌詞でして。



なにが許せないかと言うと、

歌詞に出てくる『家庭』という言葉。



なんかねー…そのワードが、

どうしても引っかかってしまうのよねー。



もちろん曲もすげー良いし、

その他の歌詞も

すげー良くて好きなんだけど、


『家庭』という言葉は、

一気に「現実」に戻されてしまうというか

なんというか…




説明難しい…




歌詞の内容も「現実」なんだと思うけど、

それを少し非現実的な言葉で表現するから

好きなんですよね、、、



狂死楽園という世界観の中で

『家庭』という本当に現実味を帯びた

ワードを聴いてしまうと、

少し冷めてしまう自分が居るんすよ。




『エグリ出した眼球が痛い』とか

『覚醒した君が発狂…』とか

俺にとっての狂死楽園は

そういう存在だったのに…




まぁこれは俺自身の中で勝手な理想像があって

そこに憧れを抱いているから

そう思ってしまったのかもしれないけど。。



俺にとってはまさに、

『憧れ続けていた狂死運命』

な、わけです。







(うまい事言えたわ)







まぁなんていうか、

愛故にユルセナイ…みたいな。

道化師と化した私は貴女をユルセナイ…みたいな。

そんな感じですかねー。



(※あくまで個人の見解です。)







とはいえ、

狂死楽園という世界観は、

無知だった俺に、

色々な事を教えてくれました。



パフォーマンスを真似てみたり、

衣装やメイクも寄せてみたり、

側から見れば、

ただの「真似事」だったかもしれない。



だけど、それによって

俺の中の世界は広がったし、

バンドの世界観に対する考え、

それを大事にする事と

表現していく事の大切さを

Madeth gray'llから

教えてもらったわけであります。



今は全然コテ系とかじゃないけど、

根底にあるその思いは

その時からずっと変わらないです。



Madeth gray'llは、

サディスマリィ時代の俺にとっても、

今の俺にとっても、原点であり頂点。



後にも先にも"コテ系"の中で

これ以上のバンドは存在しないと

思っております。(断言)



俺にとってMadeth gray'llは、

そんな存在なわけです。




なのでサディスマリィを語る上で

これはどうしても語りたかったわけでございました。







以上、

番外編 「Madeth gray'll」でした。