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明日香のworkingブログ
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ご訪問ありがとうございます
しばらくバタバタとしていて
久々の更新となってしまいました

今回は披露宴でのクライマックスシーンともなる
親御さまへのお手紙のお話を…
まず、よく質問を受けるのが
お手紙の長さ
についてです。
どれくらい書けばいいのか…
分数でお伝えすると人それぞれ読み上げる速さによって長さが変わってきますので私はいつも、
「小さいサイズの便箋に2枚から3枚くらいまで」
とお伝えします。
ご両親との思い出と感謝の言葉、さらに結びには二、三行、新郎様のご両親に向けても少しお言葉を添えると良いです。
ただ、当日お手紙を披露したあと親御様にそのお手紙をお渡しになりたい場合は新郎様の親御様に向けての言葉は便箋を別にしておくとご自身の親御様へお渡しになる時その一枚を抜いてお渡しできるのでオススメです。
お父さんにはこんなことをしてもらった、
お母さんはこんなことをしてくれた、
あの時に言ってくれた言葉はこうだった、
私はあの時、実はこう思っていた、
などなど、
できれば少し具体的な思い出を入れると親御様も聞きながらきっと娘のその頃の姿が頭の中で鮮明に蘇りより一層、思いを共有できるような気がします。
手紙ばかりに目を落とさず、
時々、顔を上げてお父様やお母様の目を見てくださいね。
最近多いのは
新郎様もお手紙を書く
ということ。
少し前までは新郎が両親への手紙を書く、ましてや皆さんの前で読むなんてめったとなかったことです。
新郎様もお手紙を披露する場合、
進行の順番的には
新婦手紙披露→新郎手紙披露
の順ってオススメなんです。
よくある披露宴で新婦様のお手紙披露、
と進行して、
新婦様が読み終わったあと、
「実は…今日は新郎様も…」
と司会からふりを入れると
特別感が増しますよ。
あと最近増えているのは
新郎の謝辞の中で親御様への感謝のメッセージを盛り込む、ということ。
まずは皆様へのお礼の言葉を述べ、
「この場をお借りして両親へも感謝の思いを伝えさせてください」
と一言お断りの言葉を入れてから。
親御様への言葉のあとは必ず改めて皆様へのお礼のお言葉を入れて締めてくださいね。
さてさて、
そこで、丁度先日のご披露宴で印象的だった新婦様のお手紙シーンについて。
新婦様が長年続けてきた音楽で親へ感謝の思いを伝えたい、とのことでした。
そこでご希望されたのが、
新婦さまがピアノを弾き、
その音色と合わせて
司会である私が手紙を代読する、
もいうもの。
音楽をなさっているかたのご披露宴では
手紙の代わりに楽器演奏をすることやその演奏に合わせてスクリーンでメッセージを流す、などはあります。しかし今回のように司会がそれに合わせて手紙を読み上げるというのは珍しく、司会者にとっては命懸けと言ってもいいくらいのかなりの大役です。
読み間違えてはいけないのはもちろん、
曲の長さと手紙を読み上げる長さを合わせなければなりません。
お手紙が私の手元に届いたのは前日の夜。
暗記するくらい読み込みました。
文章を書くという世界でカテゴライズするならば一般の人、素人、と分類される新婦様が書く文章なので、作家さんが書くように小説のような文学的?国語的?に正しい言葉や接続語が使われていません。
ですのでやはり読みにくいところもいくつかあり、でも、だからと言ってこちらが勝手に訂正するわけにもいきません。
もちろん、どう考えても意味が伝わらないような文章があれば新婦さまに伺って変更させていただくこともありますが、よっぽどのことがない限りはおこないません。
人は間違いを指摘されることはどんな人でも気分のいいものではないですからね。
特に新婦さまの中には精神的にとてもデリケートになっていらっしゃる方もいるので、、、
淡々と読み上げるのではなく、
優しい声で語りかけるように、、、
間を大切に、、、
でも今回は新婦様の演奏に合わせてですのでそんなに悠長に読み上げるわけにはいかず。
でも、リハーサルなく
ぶっつけ本番です。
結果、
少しだけ新婦様の演奏が早く終わってしまいましたが
なんとかセーフ。
ご両親の心の中に
美しい音色と感謝の思いが届いたでしょうか…。
心を込めて
全てのご披露宴に愛を注ぎ
お二人の大切な一日を創るお手伝い
いたします。
フリーアナウンサー
プレ花嫁スタイリングアドバイザー
AskーA・アスクエー
明日香でした。

