夕暮れの風
過ぎる時間を余所に
切なく労るように纏うのか
疲れた体の心地好さだけが
共に連れ去っていく

幾度も過ぎ去る日々
忘れていく思いと枷
誰も知らぬ場所で死していく己
過去を顧みることなく
風が吹き荒れる

悲しい断末魔
欲と恐れの表れ
強張り、引き攣る顔が出来るのに
違う力に使われない

悦楽の絶叫
怠慢と破戒の象徴
由々しき理のゆとりが
落ち度を深めるばかり

彼方に沈む陽を見つめれば
荒んだ心を洗うのか
淡い期待もしたけれど
からかうだけの風が吹く

図らずも気ままな風
今は何処を流離うのか
暗闇に染まる空を眺める

一陣の風がまた吹く
彼方に沈む陽を追うように

気ままな風だけが
一時の日常を消す

いつ吹くかも知れず



※スランプ中なので、何か文章とかが変だ( ̄▽ ̄;)