ささやななえこさんと言うと、『凍り付いた瞳』で名を馳せられましたが、
私が一番覚えているのは、ティーンの女の子が家出した話の読み切り。
確か札幌(?)から稚内まで列車で行って、色んな葛藤のあと朝一番の列車で帰る。
何の大きなイベントが起こる訳でもない、地味なお話。
でも今でも、早朝家を出て雪の道を歩く寒い寂しい風景が、ずっと心に残ってる。
一所懸命タイトルを思い出そうと頭を絞って・・
うーーん、うーーん、
そういえば、帰りの列車から見た名前も分からない水鳥が印象的だったって・・
ああっ! 「冬の水鳥」だ!!
よかった、私の脳の記憶野もまだまだ捨てたもんじゃないね。
検索すると、1981年のプチフラワー冬の号に掲載だった。
脳みそのヒダの少ない時分に、素晴らしい作品の数々に触れさせて頂けた幸運に感謝しつつ
謹んでご冥福をお祈りいたします。