新天地へ引っ越しの際、ヒメスズメバチ襲撃から守る格子巣門の設置について、私のやっている方法を説明いたします。

  

開放的な明るい場所に営巣していた群れを、格子巣門でいきなり暗く塞いでしまうと、ストレスや怖さを感じるのではと思います。また帰ってきた蜂が巣を目視できずに迷うのではないかと心配してしまいます。さらに、前面窓の板を初めから外してしまうとそこから出ようとしてしまいます。

 

いずれは、気づいて出入りするようになりますが、いくらでも負担なく新しい環境に慣れてもらいたく、また引っ越しの成功率を高めるためにも、私は下記のように設置しています。参考になさってください。


【引っ越し初日】

ずらして立てかけて、開放部を大きくしています。帰ってきた蜂が巣を直接目視できるのではと思っています。


  


【2〜3日後】 
まっすぐに立て、開口部を上下のみに減らします。

 

【さらに2〜3日後】 しっかりはめます。


気温が高いほうが幼虫は育ちが早いそうですから、6 月中は前面窓を塞いでいます。ただ、後部が壁に当たり暗くなる場合は 少し空けて立てかけておきます。(次の写真参照)

 

7月になったら、風通しが良くなるように、前窓の目隠し板を外しますが、初日は立てかけて少しだけ光が入るようにします。


2〜3日後に全部外します。


以上、新天地で、よりストレスなく、迷わせずに、過ごしてもらうための設置方法でした。お試しください。