やってみたいワークショップがありました。それは、触らなければ刺さない蜂たちの産卵場所を作る工作です。それを叶えて下さったのは、いろんな体験を英語で進める英語塾の“でこぼこ英語”さん(山形市)です。  

 

まず、板のささくれをヤスリで磨き、速乾木工用ボンドで貼り合わせ、かわいい家型の箱を組み立てました。英語でBee Houseと書いた看板も貼り付けました。小さな子供達なのに、みんな上手に作ってくれました。

 

 

 

 

 

 

箱が硬化する時間を使って、蜂は人にとって益虫なこと、蜂を怖がらなくてもよくなる話を、写真や実際の巣を見せて話しました。

 

 

後半では、いよいよ産卵場所になるパイプを箱に詰め込みました。パイプは、ヨシ、イタドリ、笹竹、ストローや透明ホースも使いました。透明なら、産卵後にそっと引き出してみると、どんな風に卵を産んでいるかを観察できるかもしれません。また、様々な穴の大きさのパイプを入れることで、季節ごとに様々な蜂たちも来るようになります。  

 

 

 

きっと、ヨシには花粉交配をしてくれるマメコバチ、大きな穴のイタドリにはオオハキリバチやフタオビスジドロバチ、小さな穴の笹竹にはアブラムシを獲るアナバチ、そして看板の奥の屋根裏にはクモを獲るルリジガバチなどが来るかもしれません。とても楽しみです。  

 

 

触らなければ刺しませんが、ベランダに置いておけば、ガラス越しに安心して餌を運ぶ様子を観察できます。 離れてしまった人と蜂の距離、そして自然との距離を、このワークショップを通して縮められたらと願っています。


いい機会をくださった“でこぼこ英語”さんに心から感謝いたします。ありがとうございました。

写真提供/でこぼこ英語さん

→ でこぼこ英語さんのホームページ

 

 

〜お知らせ〜
ハチのおうち作りワークショップは、
4月21日に庄内オーガニックマルシェで開催します。
定員は10人ですので、お早めにお申し込みください。

 

《その後》
合計8種類のハチたちが産卵に来ました!
秋遅く最後にやってきたアルマンアナバチが苔を運んで詰める姿には特に感激しました。


 センスいいアルマンアナバチ

 

センス悪いアルマンアナバチ

 

マメコバチ

 

ドロバチの仲間かな

 

ツィッター仲間から教えてもらったシリアゲコバチ

 


寄生蜂のシロフオナガヒメバチだそうです

《ご注意》雨の当たる場所に置くときは釘止めしてください。