大晦日

足がずっと痺れてるんや…

不安そうにそう言ってた父親に


「薬の副作用やと思うでぇ。
お正月、病院も休みやから
痛み止め使って4日まで頑張りやぁ。
正月明けまた病院行こか」

そう言っておせちをもらって帰った。

販売業なのでお正月うんぬん関係なく
私の次の休みが4日だった。

元旦、早朝6:30

電話が鳴る。

先月から胸が痛い
としょっ中電話があった。

「⁉︎明けましておめでとう」

胸が痛い…

いつもなら「おめでとうさん」
と言ってくれるのに余裕なかったのだろう。

それ以来電話なかったから
薬飲んで治ったのかなぁ?

と気になりながらも電話しなかった。

結局、この後激痛のため
        救急車で母親と近くの病院へ
行ったらしい。

CT、MRI異常なし。
帰される。

この時すでに足に力が入りにくく
壁つたいにやっと帰ったそうだ。

仕方なく父はその後
近所のイオンまで薬の飲みすぎで
胃が痛かったのか
胃薬とお風呂用のバブを買いに
『歩いて』行ったみたいだった。

いつまは自転車で行くのに。
このまま歩けなくなる、
と思ったのかもしれない。

元旦明け2日、早朝
激痛、足が動かない。
また救急車で腎臓の今度はかかりつけの病院へ。

同じく異常なし。
足の麻痺も原因分からず。

明け、3日。
足は完全に動かなかった。
激痛と足が全く動かない。

お風呂好きの父は。
近所の漁師仲間3〜4人呼んで
担いで風呂に入れてくれ‼︎

と言ったらしいが。

バリアフリーでもなく。
実家のお風呂は離れで
入り口も狭いし、無理やぞ‼︎

となり、断念。

激痛と足の麻痺。

おおごとだと思ったんだろう。

病院行く前にお風呂入りたかったんだろなぁ。