ドイツ式フットケアサロン
足のお悩み専門 足足(あしたす)の
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もうすぐ息子の誕生日です。
15歳を迎える息子のことを振り返ると、
彼は、変わらないなぁと思いました。
強くて太い芯が、自分の軸が一本、
しっかりと、ずっと彼の中にあることです。
そんな息子と出逢って、
変わったのはむしろ私の方なんで
やっぱり子育てって「子を育てる」ではなく
「子に育てられる」なんだなと思います。
未熟な私は、息子に降り掛かる
理不尽で納得いかない出来事があれば、
浪速区の片鱗が顔を出し
「ちょっと待ったらんかい！」
「おかしいやないかい！」
と、自分のことのように腹を立て、
目の前の出来事を受け入れられずに、
ドロドロした感情が出しゃばってきて
こんにゃろう！
どうにかしてしてやりたい、などと企む
不毛な時間を過ごしてしまうのですが
息子は、我慢するでなく、するりと
通過しているように感じます。
彼にはそのドロドロタイムがなくって
目の前の状況をそのまま受け止めて
非常にシンプルに
「こうして、こうなるようにする」
と行動しています。
私のようにドロドロタイムに熱を奪われ、
一体、部外者の私が誰と戦っているのか？と
泥の中へぶくぶく沈んでいっている中、
自分が求めるゴールに向かって、
泥をふわりとまたいで
すでに歩きだしています。
私は、ドッヂ弾平かなってくらい
(ドッヂボールを題材にした昔の漫画。知ってます？)
うおー！と抵抗しながら、全力で受けて、
いかに相手にダメージを食らわせるか！と
攻撃を仕掛けようとしてしまうあまり
それはまさに、こんな感じで
いや、その修業、あってるん。まじで危ない。
結果的に指、おかしなってまうやん。
投げれるボールも投げられへんで。
みたいな無駄な情熱を注いでしまうときも
あるんですが
(ごめん、弾平。)
それに対して息子は、合気道って感じです。
するりって。
あぁ、そうですか、するり。
では、私、目的がございますので、するり。
みたいな。
とはいえ、彼もにんげんだもの、なので
腹が立つこともあるし、
納得できないこともあるのですが
そこで腐らず、自分ができること、
やるべきこと、彼の役割を
ひたむきにやっています。
だから、結果、彼の求めるゴールに
着実に近づいていて
その姿を先日、見ることがあって
なんなん、なんでそんなんできるん。
なんなん、かっこよすぎるやん。
あんた、最高やな、と、
涙が出てしまいました。
ときに自分が受け入れたくないことがあり、
それに腹が立つこともあるから
それを自分が受け入れられるように
どうにかしたいと思うのは、当然なんですが
その方法が、それを提示してきた相手を
否定して、受け入れないのではなく
かといって、自分を犠牲にするわけでもなく、
ただ、自分がやりたいことのために
正しいと思うことを、
見返りや、他人からの評価を求めずに
やるということを
息子から教えてもらいました。
私は、息子が生まれてからの14年で
とても成長させてもらったのですが、
息子は、たった14年でこれなんで
もしかしたら、大人になったときに
私のことを振り返って
「僕やったら、あんなこと子供にせぇへん。
あいつ、ほんまめちゃめちゃやな」
と、私のことを嫌だなって思ったり、
愛されてなかったのではと
思うかもしれませんが
(いや、絶対ないと思うんですが。)
もしかしたら私の母親も、
未熟で、私からしたら「ありえへん。」の
連続でしたが、その中には
「ようやったな、この人」と思う
とんでもないたくましさもあり
彼女は彼女なりの、親の愛情を
注いでくれてたのかなとふと思うのでした。
つい、周りと比べたり
かっこいいとか、すごいとか思われたいと
思ってしまうさもしい私なんですが
かっこいいとか、すごいとかって、
思われたいと思ってやったことではなく
その人が、自分の大切なものを
丁寧に、ひたむきにやっていたら
それが本物のかっこよさになるんだなと
改めて学ぶのでした。
時々思うんですが、たぶん神様が
私のことを見ていて
「もー、こいつどうしようもないから、
おまえ、行ったってくれ！」
と、私を成長させるために息子を
送ってくれたんだなと思います。
あ、"天使"って、そういうことなんですかね。
書きながら気付いて震えています。
息子の人生の貴重な一部を
私に分けてくれているので、息子がいつか
「ママのとことろ来て、よかったわ！」
と思ってもらえるように
しっかり、生きたいと思います。
大好き。ありがとう。
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整形外科にてフットケア外来を担当実績あり。
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