たった8歳のバブラルおじいちゃんが 

カトマンズでどうやってビジネスを

始めたのか、夫に何度も

説明してもらったが、私はほとんど

理解できなかった。


当時のネパールは今のような

民主制でもなく、

ちょっと前の王制でもない。

さらに昔の

ラナ家支配時代だ。


社会制度も法律も違う。

おじいちゃんは当時の

米で納める税制度、

納税システムをもとに

ビジネスを始め

大成功したらしい。


学校も行かず文字の読み書きも

十分にできない8歳の

子どもだったおじいちゃんは、

必死で働き14歳の時には

お母さんの金を、倍にして返し、

さらには自分の田舎の土地を

次々と買い、カトマンズでも

土地を買って家を建てた。



しかし、おじいちゃんは望みどおり

お金持ちになっても、自分の人生に

満足することはできなかった。


経済的に裕福になったおじいちゃんは、

今度は学歴がなく教養のない自分や

自分の家族を卑下していったのだ。


余談だが、タメルにある

kathmandu eco hotelは

バブラルおじいちゃんのホテル

(経営は別の人)




バブラルおじいちゃんとおばちゃん