すぐに、名刺の連絡先にFAXを送り次姉は、自分の家の近くにあるゲストハウスを私のために予約してくれた。
腹巻きにパスポートと現金、トラベラーズチェックをしのばせ、いざ、ネパールへ。
初めての海外旅行は衝撃の連続だった。空港のトイレは便座が壊れており、タクシーはボロボロで、ドアはかっちり閉まらない。砂埃と異臭の先は道端に積まれたゴミの山。その真中を牛がノロノロあるく…。
1990年代のカトマンズに旅をされたことがある方ならこの光景に見覚えがあるのではなかろうか。
そして、多分に漏れず下痢と発熱。
小心者のくせに、何の予習もせず旅先をニュージーランドからネパールに変更した私は少しマヌケだったのか、それとも夫と私を巡り出会わせるために行った神のいたずらだったのか。
あの時、大学の友人が交通事故に出会っていなければ、私はニュージーランド人と結婚していたかも🤭🤭
カトマンズ タメル地区のゲストハウスの屋上
