電車で佐賀・長崎に行った記録 | アシモモ~のブログ

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備忘録を兼ねた日常生活の記録です。

6月末から7月初旬の頃、佐賀、長崎、佐世保あたりに用事があって、電車で出かけました。

 

○熊本から電車で佐賀に向かう

熊本から佐賀へは電車で移動しました。まず、熊本駅から普通列車で鳥栖へ向かいました。熊本駅では、土曜・休日・長期休暇期間のみ三角線を走る特急「A列車で行こう」号が停車していました。これはラッキーでした。
熊本駅から鹿児島本線の鳥栖行き普通列車に乗って北上していきます。途中で田原坂駅を通りました。この付近から見える丘陵地帯で、明治10年に激戦が繰り広げられたのです。
鳥栖では鹿児島本線から長崎本線に乗り換えます。鳥栖駅は、鹿児島本線、長崎本線、久大本線を走る列車が行き交う交通の要衝であり、優等列車は皆止まります。したがって、乗り換え待ちの間に、多くの優等列車を観察することができました。
 
かもめ号博多行きは、885系のサガン鳥栖塗装でした。特急かもめ号の速度向上を目的とした振り子式車両です。サッカーのことはよく分かりませんが、地元色豊かなようです。

 

 
ハウステンボス号とみどり号がコラボ運行でやってきました。一粒で二度美味しい!
  
交通の要衝ですから、普通列車の切り離し作業を観察することもできました。たった30分程度の待ち時間でしたが、あっという間に時間が過ぎました。
 
 

〇佐賀に滞在した記録

佐賀県で一番高い建築物は県庁の庁舎だといいます。県庁の展望台に上がってみると、佐賀平野の開けた展望が素晴らしく、梅雨の合間の雲の流れもが一望できる贅沢な光景が広がっていました。

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佐賀では、佐賀牛をいただき、丸ボーロに舌鼓を打ちました。ともに佐賀の名物です。
  
 
 

〇佐賀から長崎へ

佐賀から長崎へは特急かもめ号に乗りました。黒いフォルムがカッコいい787系でした。佐賀から長崎へ向かう長崎本線は有明海に沿って走りますから、進行方向左手の窓側に陣取るのが正解だと思います。アシモモ~は、地図で調べてそのことを悟り、進行方向左手の窓側の指定席を予約しました。
  
諫早駅の手前では、車窓から諫早湾を堰き止める大堰が見えました。海上の水平線のあたりに見えるのは湾を横切っている堰です。有明海の環境悪化の原因はいろいろな要因が作用しているようですが、ノリ養殖に用いられる薬品も一定程度を占めていると言われているようです。
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長崎駅は行き止まりとなっていて、長崎本線の最終駅という雰囲気が漂っていました。
 
 

〇長崎に滞在した記録

 長崎ではお昼時に到着したので、ちゃんぽんをいただきました。野菜がたっぷり、かつ、海鮮もたっぷりで、昼から贅沢をしてしまいました。
 
 
時間の合間を縫って三菱重工長崎造船所の史料館を訪問しました。原爆を耐えた赤レンガの歴史の重みを感じさせます。いかめしい岩崎彌太郎の銅像が鎮座していました。
  
戦前、戦中、戦後の貴重な記録や史料が展示されていました。発電所のタービンは圧巻の迫力でした。展示物のうち、心奪われたのは、事故を起こしたタービンの破片を展示してある点です。事故を包み隠すのではなく、将来への戒めと改善のために活用しようとする姿勢には敬意を表したいと思います。
  
 


〇長崎から佐世保へ

長崎から佐世保に向かうため、諫早まで885系「白いかもめ」に乗りました。長崎駅に停車中の885系です。
  
この際、885系などはどうでもよく、その脇に写っている気動車に注目しましょう。キハ66の国鉄急行色ではないですか!長崎本線の旧線を走る普通列車として活躍していました。この色合いを長崎で見ることができたのが一番の収穫であったかもしれません。「白いかもめ」はどうでもいいから、このキハ66に乗りたいという強い衝動を覚えましたが、佐世保に行かねばならなかったので、仕方なく白い列車に乗りました。
 
「白いかめも」の885系は前日にサガン佐賀の塗装が施されていた型式の車両です。振り子式車両は酔うという先入観がありましたが、まったくそういったことはなく、実に快適な乗り心地でした。
  
 
長崎から佐世保に行くには、諫早で大村線に乗り換えます。快速シーサイドライナー号に乗ったのですが、写真を撮り忘れるという大失態を演じてしまいました。しかし、車窓はしっかり撮影しました。大村湾の際を走るため、極めて眺望の良い路線です。ハウステンボスに至ると、海と島々ののどかの風景が一変して西洋風の風景に変わります。すると、ハウステンボスを過ぎれば、間もなく造船と海軍の街・佐世保に到着しました。