私のいる足利から通学する生徒さんの多い足利、佐野、太田、館林の高校のホームページを調べまして、国公立大学への合格状況を調べてみました。
純粋に国公立合格者数だけで高校を比較しています。
〇〇高校と△△高校のどちらがいいかなぁと悩まれることも多いと思いますが
その一つの指標として国公立合格者数で比較してみるのも良いかと思います。
もし仮に「うちは国公立しかダメなんです!」という前提があるのだとしたら、国公立大学への合格率が50%程度はある高校への進学をお勧めします。
国公立への進学率が30%未満の高校から、国公立大学へ進学したいのであれば、高1からスタートを切って、上位にいられるようにコツコツ勉強をしていきましょう。
国公立進学率が30%未満の高校で、高2の終わりまでのんびり過ごしてしまい、共通テスト模試で300点台を取ってしまっていたら挽回はキツイですからね。
佐野東、館林高校あたりから国公立進学を目指す場合は、周囲に流されることなく、我が道を進まなければ難しいです。
下野模試で偏差値50程度で佐野東、館林などに進学、進学と同時に部活選びを真剣にやり、高1、高2とガチで部活を頑張り、成績は半分より下。いよいよ高3になって「うちは国立じゃないとダメなんです」なんて言われても10000%無理ですので、高1から頑張る、高3まで部活三昧を満喫するなら口が裂けても「うちは国立じゃないとダメなんです」とは言わないでください。現金100万円持って「このフェラーリを売ってくれるまで、ここを離れません!100万で売ってください!」と言っているのと同じです。
周りがのんびりしていたとしても、しっかり強い意志を持ち、コツコツ頑張っていきましょう。
おそらくギリギリまで国立を目指して、ダメだったら私立にすればいいなどと軽く考えているんでしょうけど、国立と私立は基本的に入試で使う科目数が違います。5教科勉強していれば最初から2科目や2科目に絞っている生徒より確実に不利です。
高校入試とは覚えなければいけない分量がまったく違いますので、軽く見ないようにしてください。
佐野日大は特進α1組が特進の中でもハイレベルのクラスになりますが、今回下で紹介している120名というのは特進αと普通の特進クラスの合計在籍人数です。実際の在籍生徒数は分かってません。特進αだけで集計したら、間違いなく上位に来ます。
それでは
ランキングを発表していきます。(ホームページに出ている最新の年度になります。高校によって最新の年度が異なります)
1位 栃木高校 162名合格 / 231名 70.1%(国公立への合格率)
2位 太田女子高校 136名合格 / 230名 59.1 %
3位 太田高校 136名合格 / 273名 49.8%
4位 佐野高校 62名 / 147名 42.1%
5位 足利高校 46名 / 160名? 28.7%
6位 栃木女子高校 68名 / 240名? 28.3%
7位 白鷗富田 39名 / 153名 25.4%
8位 佐野日大特進 27名 / 120名??? 22.5% ←分母の120名が???です。年度ごとで大きく異なります。
9位 太田東高校 48名 / 231名 20.7%
10位 佐野東高校 22名 / 200名? 11%
11位 館林高校 16名 / 200名? 8%
12位 館林女子高校 9名 / 200名? 4.5% ※国立合格者は0名でした。全員公立になります。
13位 足利清風高校普通科 4名 / 120名? 3%
年度でこれらの数値は異なってきますが、参考にはなると思います。
どうですか?イメージ通りでしたか?
栃木女子高校が足利高校より下とは思わなかったのではないでしょうか?
きちんとデータに基づいて受験と向き合わないと、入学した後になって、思っていた高校ではなかった。。。という事にもなりかねません。
意外とあてにならないのが、担任の先生、塾の教室長、先輩ママ友の主観です。(少ないサンプルから得られた印象や好き嫌い)
アドバイスをくれている方の考え方のベースに何があるのか、そこをしっかり見極め、そこを参考にし、自分でしっかり考え、データをそろえ、受験に挑みましょう。
清風高校は理系の国公立志願者に対して日本史を受講させていた前科があります。完全な高校のミスです。
教員の配置の関係で理系に日本史をやらせてしまったのだと思いますが、生徒さんの側も学校の言いなりになるのではなく、きちんと自身で調べて、地理をやった方が良いと気付いたのであれば、学校で地理をやっていないとしても、今、この時代はいくらでもオンラインで授業が受けられますので、スタディサプリなどで必要な科目を独学で勉強をし、きちんと自分の身を守るようにしましょう。
どんな高校からでも上位の子たちは合格しています。
みんなも頑張ってくださいね。