2021年5月23日、日本足育プロジェクト協会の通常総会が開かれました。

事業報告の中では、全国各地の足育アドバイザーⓇ 51人(2021年3月31日現在)からの年間活動報告をもとに、1年間の活動の成果についても報告されました。

本日は、2020年4月から2021年3月までの1年間で、全国20都道府県で足育アドバイザーが行った足育の普及啓発活動についてお届けします。



● 足育講座の参加者数は1,407人


2020年4月から2021年3月の1年の間で、全国の足育アドバイザーⓇが行った足育講座の回数は176回。

そして、延べ1,407人の方が足育講座にご参加くださいました。

参加された皆様からいただいたご感想を、ごく一部になってしまいますが、紹介いたします。


  • 子どものからだや足の成長について詳しく学べて良かった。

  • 子どもの足の話も聞いて《靴を選ぶ》ということが大事なわけが理解できた

  • 靴に履き方があるのを初めて知った。子供だけじゃなく、大人にも必要なお話。

  • 足育になる遊びを教えてもらえてよかった。

  • まず、親、教育者、大人が知ることが大切。周りの方々に伝えていきたい。

  • 足に触れる機会を増やしたい!

  • たくさん動くように心掛けます!





また、主催者様からは、次のようなお声もいただいています。


  • 申し込み開始から反響が大きく、期待も高かった。内容を聞いてすべての子を持つ親に知ってほしいと思います。

  • いつも人気の講座です。今後も定期的に開催を希望します。

  • 毎月開催をしていただいていますが、毎月参加することで知識が深まり、靴選びや履き方がしっかりできるようになっています。





● 足計測・靴のサイズチェックは1,791人の方に


2020年4月から2021年3月の1年の間で、全国の足育アドバイザーⓇが足計測・靴のサイズチェックを行った方は、延べ1,791人でした。

初めて靴を履くお子さんから大人の方まで、1回だけ計測を受けられた方もいれば、月1回など定期的に計測を受けられた方もいらっしゃいます。

皆様からいただいたご感想の一部を紹介いたします。


  • 思ったよりサイズが小さかったです。

  • 普段の立ち方の癖が、足型として左右差がでていて驚いた

  • 幅広だと思っていた足が標準以下で間違った靴の選び方をしていた。靴選びに迷わなくなりそうです。

  • こんなにサイズが合っていないとは思っていなかった。子どもの成長のために毎月サイズチェックして足に合った靴を履かせたいです。

  • 子どもが履いて歩けていたから大丈夫と思っていたが、サイズが小さくなっていたことがショックだった。

  • 「靴のサイズは年齢プラス12cmだよ」とママ友に聞いて、そのサイズを履かせていた。小柄であったため、2cm近く大きな靴を履かせてしまっていた。

  • すぐに小さいと言うのでどんどん大きいのを買っていたが、これでやっとわかるようになった。家の靴全部見直します!





● 足と靴に関する個別相談は746人の方に


2020年4月から2021年3月の1年の間で、全国の足育アドバイザーⓇが足と靴に関する個別相談を行った方は、延べ746人でした。

全国の足育アドバイザー®の活動のしかたは多岐にわたり、仕事の中で足育アドバイザーⓇの活動をしている人もいれば、全く違う本業をもっている人もいます。

仕事としての個別相談のほか、家庭や職場などの身近な人からの個別相談まで、すべてがこの報告に含まれています。

個別相談を受けられた皆様からいただいたご感想の一部を紹介いたします。


  • 靴の履き方や結び方で全然違う靴になった気がする

  • 諦めていた足のトラブルもお手入れをする事で変わると思うと嬉しくなる。家で出来る足育で楽しく足育てをはじめたい。

  • 靴のメーカーによりサイズ感が違うということに驚いた

  • タコや魚の目が出来る理由がわかった。

  • 合ってる靴だと思っていたのに、サイズアウトしていた。こどもの足の成長に気づかなかった

  • なんとなく気になっていたけど、誰に聞いたらいいかわからなかったから思いがけずよかった。

  • 靴選びで歩き方が変わるのに驚いた。





● 2021年も足育の輪が広がります


2020年度は、コロナ禍で講座や計測の機会が大幅に少なくなってしまいました。

そのような中でも、オンラインでの講座・相談に取り組んだ人、個人や少人数での講座・相談に力を入れた人、学びを充実させた人など、足育アドバイザー®一人一人が今できることを模索しました。

また「自宅での生活が増えるなかで、改めて足育がからだも心にもお役に立てる事を感じました」というように、足育の大切さ、体と心のつながりを実感したという声も多く寄せられました。


(月1回オンラインで開催した「足育アドバイザーⓇお茶会」)
  

日本足育プロジェクト協会としては、対面のみで行っていた足育アドバイザー®養成講座を、初めてオンラインで行いました。

今年度に入り、新しい足育アドバイザーⓇが続々と誕生しています。

オンラインで講座を行ったことで、これまでは足育アドバイザーⓇのいなかった地域からの受講が増えました。

2021年度は、より広く全国へ足育講座をお届けできるようになりそうです。