0歳からの足育(あしいく)を学ぶ「足育基礎講座」。
この講座は、足育アドバイザーⓇ養成カリキュラムを再構成して新たに始まったもので、オンラインで1日の講義で、全国どこからでも、学んでいただけるようになりました。
スタートの2020年度は、2回の講座(2020年11月・2021年1月)を開催し、合わせて31人の方に受講していただきました。
どんな人が受講されていたのか、まとめてみました。
■ 受講者は女性が多い?
日本足育プロジェクト協会のホームページにある「全国足育アドバイザー」を見ると、女性のアドバイザーの割合が多く、9割近くになります。
それが、2020年度の足育基礎講座・足育アドバイザーⓇ養成講座は男性の受講者がぐっと増えました。
2020年度に足育基礎講座を受講された31人の内訳は、男性が9人、女性が22人。
男性の受講者が約3割、女性の受講者が約7割でした。
ただいま2021年度の足育基礎講座の受講者の募集を受け付けていますが、男性が約2割おられ、男性の受講者の割合が増えています。
■ 受講者の職業は?
健康に関わる職業の方、子どもの成長に関わる職業の方、そして、子育て中の方がいらっしゃいます。
人数の多い順に職業をご紹介します。
- スポーツインストラクター
- 自営業
- 理学療法士
- 会社員
- 主婦
- 看護師
- 助産師
- 保育士・保育園勤務
- 幼稚園教諭・幼稚園勤務
- 教員
- 作業療法士
- 柔道整復師、鍼灸師
分類してみると、多種多様な職業の方が受講されていることが分かります。
■ 受講者の年代は?
最も多いのは30代の方で、次いで50代、40代。
20代や60代の方もおられ、幅広い年代の方に受講していただいています。
30代の方の受講が多い背景には、
・大人の足に関わる仕事の方が、子育てをきっかけに「子どもの足のことを知らなかった」と、足育を学ぶ
・子どもの成長に関わる仕事の方が、子育てを通して足育を知り、「わが子の子育てと、これからの仕事に活かしたい」と足育を学ぶ
という動機があるようです。
■ 受講のきっかけは?
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仕事で足のことは学んでいたが、子どもの誕生をきっかけに、子どもの足について知らないことが分かり、「子どもの足について学びたい」と思った
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仕事で子どもに関わっていて、「子どもにとって良い靴ってなんだろう?」と疑問に思った
- 仕事で足のトラブルや変形を多く見る中で、トラブルや変形を防ぐために大切なことを伝えられるようになりたいと思った
- からだ全体の中での足、からだの土台である足のことを学びたいと思った
- 自分の足のトラブルをきっかけに、足のことを勉強したいと思った
- 仕事で子どもに関わっていて、歩き方など運動発達で気になることがあって、足育を学びたいと思った
どなたも明確な課題や意識をもって受講されるので、足育基礎講座当日の質疑応答や、受講者のみが参加できるオンラインお茶会には、具体的な質問が活発に寄せられます。
■ 足育基礎講座はどうやって受講するの?
すべてオンラインで受講します。
web会議サービス「Zoom」を使って講座を開催し、ソーシャル・ネット・ワーキングサービス「Facebook」を使って講座の受講をサポートします。
休日の1日、ご自宅で学ぶことができますので、小さなお子さんがいる方も受講されています。
「足育基礎講座」の詳細はこちらをご覧ください。
(執筆:日本足育プロジェクト協会 成田あす香)