第6回 2/8放送分 天地人 | 大河ドラマ★時代劇の楽しみ方
織田信長(吉川晃司)を討つため、越中に侵攻した上杉謙信(阿部寛)率いる上杉軍は、圧倒的な強さで敵の山城を攻め落としていった。ようやく初陣がかなった兼続(妻夫木聡)も張り切っていたが、命ごいをする若い兵士を切ることができず落ち込む。 上杉軍は越中を平定、さらに加賀から能登へ入り、難攻不落の七尾城を包囲した。そんな時、直江景綱(宍戸錠)が病に倒れ春日山へ戻る。そして、お船(常盤貴子)の婚儀が決まる。七尾城を攻めあぐねていた上杉の陣中では、景勝と景虎の家臣同士のいさかいが起こっていた。景虎の家臣たちが、犬に景勝の幼名「喜平次」と名づけてからかっているのを見て兼続が激怒、思わず相手に切りかかる。騒ぎを起こし、処分を待つ兼続。すると突然初音(長澤まさみ)が現れ、信長が戦で勝利すると予言して立ち去る。謙信は兼続に「心が迷っている。故郷・上田庄で己を見つめなおせ」と言い渡し、兼続は失意のまま陣を去る。

初陣で恐怖に怯え慌てふためいたり、
死んだ兵士の前で泣き出したりするシーンは、
現代の青年に通じるものがある。
これほどまでに精神面が弱い大河ドラマの主人公は稀かもしれない。
母性本能を刺激されるか、
イラッとするか、意見が分かれるところだと思う。

どこからともなく現れる初音は、
キャラ設定がよくわからない。
人懐っこい笑顔、セリフは威圧的、支離滅裂である。
「忍」という雰囲気がなく、
兼継が見た夢か幻?のようだった。

戦場、婚儀、家臣同士のいさかい、突然現れる忍、
これらを1時間足らずに凝縮したせいか、
一つ一つの場面の印象が薄い。