お腹が満たされた所でドライブ再開。
次なる目的地、『展海峰』へ向かいました。
到着後、駐車場から少し歩くと、立派な展望台の下に指揮棒を振る方の像。
田中穂積さん、という作曲家さんの像だそうです。
景色とあいまって、遠くからでも素敵なお姿。
展望台からの景色がまた、最高でした!
よく風の通る気持ちの良い場所。
今回は残念ながら時間がおしていたので長居は出来ませんでしたが、ドライブの途中に立ち寄って、しばしボーっとするのに最適だと思いました。
次は、ゆっくり来たい。
途中、初めての給油でガソリンスタンドに立ち寄ったのですが、「軽油を満タンで」という言葉を言い慣れなさすぎて、言った側から「あれ?軽油?ディーゼルって軽油よね?え?軽油…?」と、心の中で謎の混乱。笑
MAZDAの担当さんの言葉を思い出し、ちゃんとミラーで、店員さんが軽油のノズルを手にするのを見届けました。
(ごく稀に、間違えられるパターンがあるらしい)
タンク容量がどのくらいか分かりませんが、大きなメモリ3つ分+α入れて5,000円ちょっと。
軽油、安い…!
満タンの表示に満足しつつ、市街地から、どんどん離れていきます。
到着したのはこちら『針尾無線塔』。
旧日本軍が中国大陸や東南アジア、南太平洋にいる部隊(艦隊)と無線で連絡を取るために作られたものだそうです。
無線の電波って、そんなに遠くまで飛ばせるものなんですね。
写真を撮り損ねましたが
(インターネットより)
こんな風に、離れた場所から見ると、3本の巨大な塔が並ぶ大迫力の光景が見られます。
駐車場から歩いて最初に現れるのは油庫。
ガソリンや灯油等の燃料を保管する倉庫だった為、防爆の鉄筋コンクリート構造。
真珠湾攻撃の暗号文「ニイタカヤマノボレ1208」が発信されたのもここではないか?と言われているような年代のものなので、当時としてはまだ珍しい技術が使われた最新の倉庫だったかもしれませんね。
右に行くと、海が広がっているそうです。
左に行くと、唯一内部が見学できる塔へ。
近くまで行くとやはり大迫力!
思わずぽかんと口をあけて、見上げてしまいますね。
内部。
高さは136m。
名古屋テレビ塔が出来るまで、日本一高い建造物だったそうです。
総制作費は現代価格で約250億円。
製作期間4年。
それだけ、当時の日本にとってかなり重要度の高い施設だったということですね。
こちらは電信室のある建物。
壁面を這う植物が、廃墟感を一層のものにします。
こういう旧い建物を見る度思うこと。
昔はここに生きている人がいて、建物の完成直後、どんな言葉を交わし、どんな気持ちを抱いたんだろう。
それぞれの人の人生には、どんな出来事があったんだろう。
もちろん軍事施設だから軍事のことはもちろん、きっと現代の私たちみたいに、たまに頭の片隅で大切な人のことを考えたり、ご飯のことを考えたりもしたんだろうな。
想像すると、なんだか少しくすぐったいような、胸の奥が切なくなるような、そんな気持ちになります。
市街地へ戻る途中、信号待ちでふと海を見ると、軍艦を発見。
さすが佐世保、海軍の町ですね。
呉を思い出しました。
つづく