【脳の機能障害ってこんな感じ】31 | ハートはスカッ晴れ…

ハートはスカッ晴れ…

脳腫瘍 Hemangiopericytoma と甲状腺がん。
人生は素敵に『まさか』 の連続。『こころ(ハート)が人生をつくる』が私のモットー。楽しんで日々を生きてます。


旦那くんの脳腫瘍、過去の記憶 シリーズ。

これは今までの治療と、闘病(←大げさ)の記録です、現在進行形ではありません。



2004年の大手術より。【曇った脳】 の続き。



2005年に旦那くんが書いた当時(2004年)の記録。

機能障害のための文章の読みづらさもそのままにしてあります。


(今回は、内容が幾分か前の記事【曇った脳】 と重複しています)

↓↓↓



退院してはや1年は過ぎ、
痙攣を起こしある程度脳機能の回復がリセットされたと言われても
それからも1年がもう見えてきました・・・。


そりゃー退院したてのころに比べれば幾分はマシになったと自分でも実感しています。
とりあえず、脳が曇った感じがいつもしてたんで、それがないだけでも・・・。
細かい部分を言い出せばきりはないが、体の障害は自分で努力していくしかないと感じています。


だけど、頭(脳)はどうなんだろう?
今、自分で感じている症状に

1. マルチタスクな処理の限界
2. ワーキングメモリーの低下
3. 注意力の散漫さ
4. 長期記憶を引き出すまでの時間の長さ

1.は、一度に複数のことを処理しようとすると、どうしてもミスしてしまう。
特にやってることにたいして夢中になるとひどいです。
マルチタスクではなくても、理路整然と話すのが難しく、
起承転結を考えて話していたはずなのに話すことに夢中になると、転結を忘れる始末・・・。
いったい何が言いたかったんだっけ??となることがしばしばです。
話す職業なんで、これはきついなぁ・・・。


2.短期記憶の許容範囲が少なくなったことは自分でも自覚できます。
特に何かしてるときに新しい何かを頼まれると、忘れやすいです。
おかげでメモを取る癖が身につき、仕事管理が前より確実といえます:-)
また、短期記憶すること自体苦手になっているかも・・・。
簡単な商品名で気になったものでも、覚えていたはずが100%忘れています。

3.文章の変換ミスなど小さなレベルですが今までしなかっただろうというミスがよくあります。
あと、たまに同じ文を書いていたり、同じ文字を書いてることもあります。
もう、文章の校正でカット&ペーストしたら・・・。
他にも、服をよく後ろ前に着てしまいます・・・。
人間ってタグとかいろいろな情報を瞬時に見て判断してるんですね、無意識に。
私の場合、それがまだ足りない・・・。来た時点で気づくからましですが。


4.昔は、ぱっと出ていた情報がなかなか出ず、2日後シャワーを浴びてたら思い出す
とかよくあります。(リラックスしてるんでしょうね)


担当の先生に聞いても、画像診断上は問題ないし大脳はいじってませんからって返事のみ・・・。
高次脳機能障害ってもっと大変そうだけど、これって1回目の脳が腫れた影響かな?やっぱり。


続く。