心房中隔欠損(ASD)の統計についてのおさらいです。まず、小児・成人全体を考えます。日本での年間出生数は100万人・年です。先天性心疾患はそのなかでは1%の割合なので1万人の先天性心臓病の赤ちゃんが毎年誕生します。そのなかでASDは10%です→つまり1000人のASDの赤ちゃんが毎年生まれる換算です。
成人の先天性心疾患の患者さんはは2007年の統計で40万人国内におりますです。毎年900
0人増える見込みですが、2012年では45万
人ちかくいるとしましょう。成人の先天性心臓病の30%がASDと言われてるので→13500
0人の成人ASD患者さんがいるはずです。一方成人人口は概算1億2
000万人なので0.11% →つまり約1000人に一人(成人)がASD=心房中隔欠損をもっている計算になります。

ちなみに冠動脈インターベンション=狭心症などの血管治療を1000人行うと一人くらい脳梗塞の方がでてきます。心房中隔欠損のカテ治療で心浸食が起きてしまう確率は400人にひとりくらいでしょうか。。。それでも、ぼくらはそういった合併症を撲滅できるように日々努力しています。