図書館総合展が横浜で開催:Scienceもやってくる | 医薬翻訳のアスカコーポレーション 社長ブログ

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大阪北浜、東京田町にオフィスを持つ医薬・バイオ分野の語学サービス会社 アスカコーポレーション社長 石岡映子のブログ。

11日9~11日まで横浜で「第13回図書館総合展」が開催される。
図書館関係者が集う国内最大のイベントだ。
日本国内の図書館関連の研究者、企業、出版社などが一同に集う。
図書館を使う人、図書館で働く人、図書館に関わる仕事をしている人達が、“図書館の今後”について考え、「新たなパートナーシップ」を築いていく場だ。


Scienceからもサイトライセンスの専門家が来日し、会議のセッションでサイエンス誌の最近の動向や、姉妹紙Signaling、Translational Researchなどについて紹介する、
私はScienceの仕事をするまで「図書館」"libralian"といういう業界や仕事について全く知らなかった。
図書館といえば、本を探す、サボる、宿題を片づける場所?だった。
司書さんは、本を見つけやすく並べ直したり、新しい本を補充したり、”楽しそう?”な仕事、だな~と。
ところが「図書館司書」って大学で勉強し、資格を取ってからでも大変な仕事だ。


マンガ図書館、絵本図書館など、地域の住民、娯楽サービスとして取り組んでいる仕事はわかりやすい。
司書の仕事はそれだけでなく、学習や研究を支援する役目が大きい。
大学、研究機関、企業の図書館など、学生、職員、社員のためにサービスを効果的に進める任務を担う。具体的には、海外の出版社のオンライン購読を検討、管理、手続きする仕事など。
Scienceなどを大学単位でオンライン利用できる契約を締結(サイトライセンス)し、研究者たちの便宜を図る。
一昔なら、本を購入するだけだったのに、サイトライセンスの展開により業務が複雑化している。
費用が大きいので、団体間でコンソーシアムを組んだり、関係者とのネゴシエーションなど大変だ。

今年の学会は、大震災における報告とリスクマネージメント、電子図書やクラウドなど、盛りだくさん。


Scienceのセッション1で今回お話しいただくのは東京大学大学院医学系研究科(臨床工学部門)西山伸宏先生。
ナノテクを癌治療へ応用し、新しいドラッグデリバリー技術を使えば、副作用の低減と治療効果の向上がもたらされる。先生の研究は、Science Translational Medicineに今年の1月に掲載された。
(Sci Transl Med 5 January 2011:Vol. 3, Issue 64, p. 64ra2)
http://stm.sciencemag.org/content/3/64/64ra2.abstract?sid=f421e32b-599b-4f60-b918-1f660e3de3d1
製薬メーカの方は必見。
2部ではScienceのKiki ForsytheがScience最新の情報をお届けする。
Kikiはとってもチャーミング女性で、人気者だ。
http://2011.libraryfair.jp/node/149


10日13時~、お茶もお菓子も同時通訳も付いているので気楽に参加を!