7月8日金曜日、有楽町の外国人記者クラブ(FCCJ: The Foreign Correspondents' Club of Japan )
で大学の国際広報についてのセミナーを開催した。
新潟や名古屋など、随分遠くからも参加いただいた。
東京大学を含め、大学が生き残りをかけて懸命になっている、と認識した。
国際広報についての初めてのセミナーだと思う。
今まで大学にそんな発想はなかった。
大学が一流なら学生は集まるし、有名な教授がポストに群がる、と信じられてきたからだ。
ところが、少子化と経済成長の低迷で怪しくなってきた。
国立大学ですら、である。
優秀な留学生を集めないと、手間ばかりがかかる。
留学生との相性や対応が悪いと、帰国後逆効果になるし。
先生は海外に行ったまま帰ってこない。
優秀な先生や件研究者を集めないと、国の予算はつかないし、成果も出ないから評価されない。
せっかく集まった優秀な先生や研究者の活動を効果的に発信しないと存在がかげる。
どうやって効果的に?
広報は難しい。
すぐに結果は出ないし、効果も計れない。
当日プレゼンされた具体的な方法論については追い追い紹介したい。
話の中で私が感動したのは、
広報の仕事に”パッション”が必要、
という信念だった。
すばらしいプレゼンテーターたちはもちろん高いパッションをもっている。
だから成功しているともいえる。
私も同感だ。
そもそもパッションはどの仕事でも最も大切だ。
パッションがあればどんな困難も楽しめる。
職場で困るのは、”パッション”と”一生懸命”を勘違いする人たちだ。
一生懸命やることがいい仕事だと思っているし、パッションと勘違いしている。
一生懸命がんばるのはとりあえず普通だ。
パッションがある人は、人を動かすし、あらゆる可能性を考えて信念を曲げない。
最近、そんなパッションのある女性と会うことが多い。
もちろん女性だけではなく、パッションを持つ男性もいる。
でも女性が目立っていたように感じる。
日本の再生を握る希望の光はそんな彼女たち?