最近つくづく、そんな人が増えた気がする。
やりたい事を優先する。
好きな事を伸ばす。
自分らしく生きる。
言葉だけ聞けば立派なのだが、現実はそこまで単純ではない。
失敗や挫折をしない人間には、実は共通点がある。
それは「強い人」でも「才能がある人」でもなく、“やりたくない事”から逃げ続けない人間だという事。
そもそも、本当にストレスを理解している人間は、壊れる前にガス抜きをする。
愚痴を言う。
酒を飲む。
走る。
旅行へ行く。
ゴミ箱を蹴飛ばす。
方法は何でもいい。
とにかく「今、自分は嫌なんだな」と自覚している。
だから意外と溜め込まない。
逆に危ないのは、「自分は大丈夫」と言う人間。
これは長年この仕事をしていて本当に多い。
こちらが遠回しに、
「ちょっと無理してません?」
「少し休んだ方が…」
と話しても、
「あ、自分そういうの平気なんで」
と返すタイプ。
そして得てして、一年後くらいに突然ガクッと落ちる。
昔からこの業界の先輩達に、
「メンタル関係には安易に手を出すな」
と散々言われてきた。
理由は簡単。
本人ですら自覚していない事を、他人がどうこう出来るほど甘くないから。
しかも厄介なのは、ひと段落すると本人は案外ケロッとしている事だったりする。
「まぁ俺も色々あったけどね」
などと、若干武勇伝っぽく語る。
だが周囲は、その間ずっと振り回されている。
もちろん本当に病気として苦しんでいるケースもある。
だから雑に語れる話ではない。
ただ、それでも思う。 続きはその2へ...
