お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座

 

高校一年生のとき不登校になり
家にひきこもった次男は、
そこから回復し、

通信制高校を卒業しました。
大学生になり、
親元を離れて
一人暮らしをしています。


 お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座

  



元気を出して


次男が大学生になり
一人暮らしをするようになって
早3か月


ひらめき「元気?」



凝視「ふつう」


LINEしても

ぶっきらぼうな感じの返事しか

返ってこず、



送った荷物が届いたかどうかさえ、

連絡してこない次男。



その後、

2度ほど次男に電話したら



元気のない声。


疲れているのかな?



一度、学校が休みの時に

帰ってこればいいのに、

レポートがあるからと

帰ってこない。


これは一度

行った方がいいかな?



ひらめき「何か欲しいものない?

買い物に連れて行ってあげるよ。

そっちに行ってもいい?」


と連絡すると、


凝視「来てもいいよ」


返事が来た。



泣き笑い来てもいいよだって!




梅雨の時期なので
天気が気になる。

雨の中、
高速道路の運転は
できれば避けたい。


そう思っていたら
ちょうど母さんの仕事がない日、
雨予報が曇りに変わった!



よし、行くよー車


早朝、
次男の住む町に向けて
出発した。




久しぶりに会った次男は、

やっぱり何となく、

元気がないような気がした。



そのまま

次男を乗せて、

偶然見つけた

国道沿いのステーキ屋さんで

早めのランチ。


次男は

ステーキとハンバーグに

ライス大盛り

サラダを付けて🥗


食べていくうちに、

だんだん次男は

元気になっていった。


一人暮らしはどう?

と尋ねると、


雨の日は徒歩で

大学に通っていて

大変だということ、

40分かかったらしい!


全身ずぶ濡れで

最悪だったということ、


洗濯物がなかなか乾かないと

いうこと


毎日掃除をしていたけど、

一週間に一回になってきていることなど


苦労していることを話してきた。


やっぱり大変なんだな。


だけど

楽しい話も聞けた。


ゼミやサークルの友達ができて、

交友関係は広がっていた。



一人じゃなく

誰かとつながっていた。



少しだけ安心した。








その後、
夏用の服や
サーキュレーターを選んだり

自炊用の
食材を買ったりしてから

次男の学生マンションへ。


次男の部屋に入るのは
引越しの日以来。

予想していたより
片付いていた。


買ってきた物を
それぞれの場所に片付けて、
出たゴミを
家から持ってきたゴミ袋に入れた。


あまりいると
気になることが見えてきて
あれやこれやと
手を出してしまいそうになるから、

じゃあね
元気でね、と
夕方にはもう車に乗り込んだ。




ルームミラーから
次男の姿をチラリと見た。



少しは元気になったみたい。



俯き加減だった次男の背筋が
少しだけ伸びたような気がした。