石角完爾著「お金とユダヤ人」と東京藝術大学美術館「シャガール」展 | 名古屋市の相続・シニア問題に強い弁護士のブログ|愛知県

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 私は、7月10日からユダヤ人国際弁護士石角完爾氏著の「お金とユダヤ人」(発行元 ソフトバンククリエイティブ株式会社)を読みました。
 私は、弁護士として、依頼者によく「10を聞いても1しか使えない。だから、100聞けば10使える。」、「私も、裁判官も、あなたのことを何も知らない。事実を体験していないから。言わなければ、伝えなければ、誰にもわかってもらえない。」と言って、できる限り多くの資料、経歴を含む情報、データの提供を求めます。時には依頼者の中には、自分のプライバシーが丸裸にされて行くことに拒絶反応を示す方もいます。
 石角氏は、著書で「ユダヤには『千を聞いて百を知る』という格言があります。日本には、賢さを示すことわざに『一を聞いて十を知る』というものがあります。」と述べて、そして、日本人の農作物が豊かな、そして、島国での、権威に弱く権力に従順な和を重んじる日本人の生き方を手厳しく批判して、「ユダヤ人は日本人の千倍質問をします。その結果、日本人の百倍を知ることができます。一方で、日本人は一しか質問をせず、最大で十しか知ることができないのです。人に質問をすれば生の情報が早く入ってきます。日本人のように質問しないと、古い情報が、それも少ししか入って来ないのです。」と述べています。
 私が弁護士という仕事を懸命に追求して身につけた考え方と石角完爾氏の考え方が同じであったことに驚きました。
 「物事には必ず両面が存在する」、「人生はよい時ばかりではなく、苦境の方が多い」。失敗を学ばせる教育、失敗の体験の重要さ、「正直で適正な商売」の大切さ。ユダヤ教の教えは、「適正」、「自己学習」、「自己抑制」、「自己管理」、「正直」の五つの言葉に要約でき、この逆の「貪欲」、「怠惰」、「不摂生」、「放埒」、「虚偽」というのが、やってはいけないことであります。
 ユダヤ教とプロテスタントは、驚く程共通項があるとのことです。仕事を神に与えられた「天職」と考え、また家族との生活を大事にして、日常生活と仕事をまじめに行うことが「天命」として一生懸命行い、それを通じて理想の社会を実現しようと、また、質素で堅実な生活―食事は粗食で身の回り品は実用的なもの―を尊び、倹約を美徳とします。
 私は、学ぶという知的努力を重んじて、真面目で簡素な生活を送る、苦難な過酷な歴史を生き抜いたユダヤ人の人間的な深みと知恵の深い洞察に圧倒されました。

 7月11日私は、たまたま東京藝術大学美術館「シャガール」展を見に行きました。フランスのポンピドー・センター所蔵作品展とされていました。マルク・シャガールの多くの絵画の片隅(主に下部)には、生まれた帝政ロシアのビテブスクにあった貧しいユダヤ人居住区と思われる町が描かれています。故郷を離れ、逃れ、パリ、アメリカと渡ったシャガールが、最後死ぬまで、生まれた貧しいユダヤ人居住区に熱い思いを持っていたことにユダヤ人にとっての生きる目的を垣間見た思いがします。

 私は、それから石角完爾氏の著作「日本人の知らないユダヤ人」(発行所 株式会社小学館)、「アメリカ流 真のエリートをはぐくむ教育力」(発行所 PHP研究所)を続けて精読しました。私は、これはいいと思った本については、著者の著作を複数読むように心がけています。
 石角完爾氏の著作は、これからこの日本という国が二十数年前にピークを越えて下り坂を落ちるように衰退していくなかで、私たち日本に今居住している人たちが、これから予想される苦難な歴史をどうしたら生き抜いて行くことができるかのしるべとなる著作でした。
 なお、上記7月11日には、私が30年前2年間の司法修習のうち7カ月を過ごした旧司法研修所にありました岩崎邸庭園(東京都台東区池之端1-3-45)に行ってきました。芝生の素敵な岩崎邸庭園で、30年前の若かった時の青春時代をなつかしく思いました。




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