教室は生徒さんたちの優しさあふれる温かい空間

横浜市青葉区　あさみピアノ教室　あさみたかこです。

昨日も午後の早い時間から夜まで、レッスンが続きました。
合間にお茶を飲む暇もないほど忙しい一日でしたが、
生徒さんたちの小さなやさしさや、お母さまたちの丁寧な子育てに触れるたび、
気持ちがふわっとほぐれて、なんだかとても満たされた気持ちになりました。

年中のＳちゃんと、お兄ちゃん（小学2年生）。
ママと3人で、いつも電車に乗って来てくださっています。
先週はお休みだったので、久しぶりのレッスンにＳちゃんはちょっと嬉しさがはみ出して、教室の中ではしゃぎ気味でした。

レッスンが終わり、お兄ちゃんの番になったとき、ママがちょっと用を足しにコンビニへ。
教室は駅前にあり、周囲にコンビニがいくつもある便利な場所です。
「Ｓちゃんを残すとレッスンの邪魔になってしまうかもしれないので、一緒に連れて行きますね」とおっしゃって、Ｓちゃんの手を取って出ていかれました。

……たぶん、その間に、少し話されたのだと思います。

お兄ちゃんのレッスンが終わり、帰る間際になって、ママがＳちゃんにやさしく声をかけました。
「Ｓちゃん、先生に言うことあるんだよね」

Ｓちゃんは私の前に立ち、しばらく言葉が出ません。
私「何？どうしたの？」←内心「辞める…！？」と一瞬頭をよぎった私（苦笑）

すると、ぽろぽろと大粒の涙を流しながら、
やっとの思いで絞り出したのは「ごめんなさい」でした。

しばらく見守っていたママが、そっとフォローを入れます。
「ふざけてごめんなさいなんだよね」

すると、お兄ちゃんもすぐに妹のもとへ来て、優しい声をかけながら、持っていた出席カードで涙をあおいであげていました。

自分の行動を振り返って、気持ちを伝えようとするＳちゃん。
それを信じて見守るお母さんと、自然に寄り添うお兄ちゃん。
小さい子あるあるなので、私はすっかり忘れていましたが…
こんな一場面に立ち会えることに、心がほのぼのしました。

そして最後は、お兄ちゃんが楽譜をすべてピアノの譜面台に忘れて帰っていった、というオチつきでした（笑）

合間に飲もうと用意していた飲み物は、教室の隅に置いたまま。
ひと息つく暇もなく、夜までレッスンが続きました。

そんな中、生徒ちゃんが飲み物を見つけて言いました。

生徒「先生、お茶ある！でも、ぜんぜん飲んでないじゃん」
私「そうなの。みんな次々に来るから、飲む時間がないのよ」
生徒「私ね、今日はちょっと早く帰るから、1分あるから、その間に飲んでいいよ。飲んでね！」

実はこの子、レッスンでは思うように弾けず、ご機嫌ななめだったのですが、
そんな優しいひと言をくれたことに、ふっと心がほどけました。

夕方には、3歳と5歳の姉妹が順にレッスンに来てくれました。

お母さまのご負担を考えて、続きでお時間をお取りしていたのですが、「それぞれが集中できる時間を持たせてあげたい」と、あえて時間を分けて送迎されています。

ピアノを始めた時期は同じでも、器用さや主張の強さなど、進み方には差が出てくるもの。
その違いをしっかり受け止めて、「今この子にとって何が必要か」を考えておられる姿勢に、深くうなずきました。

おひとりずつ丁寧に送り出し、靴をそろえ、手の消毒を見届けてから、静かに玄関をあとにされる――
そんなお母さまの姿を見て、「素敵な子育てだな」と、自然に思いました。

お子さんの個性に寄り添い、静かに支えることは、時間も心も使うことだと思います。
その姿は、本当に美しく、心を打たれます。

生徒さんやご家族とのやりとりの中に、あたたかい空気が流れていて、
それが日々のレッスンの中で自然に育ってきたことが、とても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

この空気感を大切に、これからも「この教室だから通いたい」と感じていただける方々と、
楽しく、長くお付き合いできるレッスンをしていきたいと思っています。

当教室は、駅から徒歩2分という便利な場所にありますが、
「近いから」ではなく、「この教室で習いたい！」と思っていただける方に来ていただけたら嬉しいです。

一期一会を大切に、心が通い合う、そんなレッスンをこれからも続けてまいります。

体験レッスンをご希望の方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

レッスン方針について

1褒めて伸ばす

注意点を言う前に、よかった点をまず褒めるようにしています。
軽く叱ることはあっても、感情的にはなりません。怒りません。
2好きを大切にするレッスン

まずは、「教室に来ることが楽しくなるように」がモットーです。
たとえば、学生時代に先生の授業が楽しければその教科が好きになったように。
3具体的に、理論付けて教えます

先生主導型の指示だけではなく、年齢層に合わせた言葉で理論付けて教えます。
また、中級レベルより上の生徒さんについては、もう一台のピアノで私が弾いて見せ、より具体的に提示していきます。
そして、最終的に、生徒さん自身が「どう弾きたいか」を考えて弾けるように導きます。
また、練習時間がたくさん取れない方には、効率的に練習する方法も具体的に教えていきます。
4愛情を持って接する

親でもなく学校の先生でもない大人が、一対一で向き合う時間は意味のあることだと思っています。強い信頼関係が出来れば、レッスンもスムーズにいきます。
保護者の方と連携を密にとり、成長の一過程を一緒に見守っていく姿勢でいます。
あさみピアノ教室は、お子さんはもちろんのこと、子育てに頑張っておられるお母様も応援しています。お子さんも、お母様も、そして大人の生徒さんにとっても、教室がいつのときでもほっとできる場所でありたいと思っています。
5得意としていること

子どものレッスンでは

他の教室で先生と合わなかった、叱られた、嫌な思いをしたなど、トラウマを持った子どもたちを救っています。
体験レッスンに来た生徒さんのお母さんが、「先生に魔法をかけていただいた」とよくおっしゃいます。体験レッスンの数分で、お子さんの音楽が生き生きしてきて見違えるようになり、お子さんも笑顔になって帰っていかれます。