一般質問が終わりました。

今回取り上げたのは、

東村山のみどりを守る取り組みをちゃんとやってほしい

予算も増やしてほしいということです。

 

抜粋しましたが、長くなってしまうので①農地②緑地③まとめ

3つに分けてご報告いたします。

※テーマに沿ってまとめたため、実際の質問の順番は前後しています。

 

質問通告のリンクを2か所貼っておきます。

asami5-6-12.pdf (jcp-higasimurayama.net)

 

5-6-12.pdf (city.higashimurayama.tokyo.jp)

 

「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選定された資料には

SDGs未来都市/東村山市 (city.higashimurayama.tokyo.jp)

 

今回、「「SDGs未来都市」2023年度SDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業の選定があって、当市がめでたく選ばれました。

 

この中の資料を見ると、提出資料08_higashimurayamashi.pdf (chisou.go.jp)の2ページ目と3ページ目に「地域資源」とかいてあり、そこには「都心近郊にありながら豊かな自然環境が残り、映画「となりのトトロ」の舞台のモデルとと言われる八国山緑地や、水辺空間、武蔵野の面影を残す雑木林や各所に点在する農地などに恵まれている」と書いてあります。

 

その中の②には、「都市農地・農業の振興」として、「都心近郊にありながら市内各所に農地が点在しているものの、農地面積は年々減少傾向にあり、1993年と2020年を比較すると、生産緑地は約26%、宅地化農地は約70%減少し、これを合わせた農地面積は約4割減少している。また農業者の高齢化が進み、担い手の確保が課題となり、2008年の農家数314戸と比べると約26%80戸の減少となっている。貴重なみどりを保全するためにも、市民が農業や農地、農産物と触れ合う機会を増やしていくことが重要である。」と取り上げられています。

こういうところに出てくるような里山の風景だったり緑地のことを考えたら、

もっと緑地についてお金を出して、ちゃんと基幹、中心政策としてやってほしいです。

 

もっと大きな目でしっかりと管理計画にも出されている事にもあるのでやってほしいと思い質問しました。

 市長さんの答弁は....

 

私)緑地の公有地化について明確な基準を設け、積極的に買取を進めるべきと考える。市長の考えをうかがう。

 

市長)市が指定している保護区域をすべて買取ということは非常に難しいと考える。このような状況の中、市はみどりの基本計画において、保全配慮地区を設定するなど、公有地化に向けて一定の優先順位をつけている。

緑地保護区域の公有地化についてご要望があった際には、優先度、各施策計画における位置付けを確認し、取得後の活用可能性や、将来的な維持管理の負担などを踏まえ、その際の市全体の歳入歳出のバランスの中で、総合的に判断をしている

 

昨今緑地の所有者の高齢化や死亡に伴う相続を理由に市による買取をご相談いただくケースが増えていて、その全てに残念ながらお答えできている状況ではない。

しかし、この間も多摩湖町一丁目にある緑地保護区域の買取申請に対しては、都市計画緑地・薬師山緑地に指定し、公有地化を目指すこととした他、緑地保護区域ではないが、重要な緑の拠点となる公園については、萩山公園の用地取得、前川公園の用地取得を推進している。

今後もみどりの基本計画や、その他の計画等に定めた様々な緑化施策の推進とともに、必要に応じ公有地化についても検討を前向きに進めていきたいと考えている。

 

私)前向きに検討するというが、みどりの基本計画2021の表紙を見て、誰も市民は緑地が減るなんて思わない。

こんなにみどりが描いてあって、「里山の風景があって素敵だね」みたいなことがいっぱい書いてあるじゃないか。

SDGs推進都市宣言にも、これが東村山の特色で、いいことだって書いてある。

市長が前向きに検討するという答弁なので、ぜひそこは具体的な予算にして、買取を進めて頂きたいと思うが、いかがか。

 

(答弁)さきほど答弁した通り。

 

(私)ぜひちゃんとお金をつけて、みどりを保全してほしい。

 

 

 まとめ

緑地と農地を一度なくしてしまったら、元に戻すためには長い時間がかかります。

気候危機が叫ばれ、災害対策やグリーンインフラとしての緑地の価値を考えると、今の東村山市の予算配分は少なすぎます。

 

デジタル化や都市計画道路、議員へのタブレット配布には税金投入をいとわないのに、緑地保護についての予算額は本当に少ないです。

 

今年は暑くて、雑草もいつも以上に早く伸びました。

草木や農地の管理には、本当に多大な労力がかかります。

買い取ってしまったら、その後の管理負担が重くなると市が考えることには、理解できる面はあります。

そうだとしても、緑地に大きな価値を見出すのであればこそ、みどりを減らさず、未来へとつないでいくことは、東村山市の価値を上げることにつながるのではないでしょうか。

 

私が住んでいる多摩湖町には、たくさんの畑があり、緑地にあふれています。

この大事な景色を壊さずに丁寧に守っていきたいです。

市長さんが答弁を変え、予算を拡充してくれることに期待して、これからも声をあげていきたいです。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。