【NT=胎児浮腫】12週に、胎児ドックを受ける。 | 働く30代の妊娠から育児の話✳︎2016.12 長男&2019.02 次男

働く30代の妊娠から育児の話✳︎2016.12 長男&2019.02 次男

妊娠中にいろんな出来事があり、自分でも驚き慌てふためいたことがあった。
出産後も、これって誰も教えてくれなかったじゃないの!と思うことが多々あり。
でも、悩みはみんな同じ。
解決法はみんな違う。
とある30代の母の、一つの「話」として読んでもらいたい。

この日は、月曜日。

私は仕事がお休みの日だった。

結局、胎児ドックを受けることに決めたクリニックは2つめに問い合わせをしたところ。

予約がいっぱいなのにどうにか入れて下さったことにまず感謝。

電話で、まずは30分ほどカウンセリングを行い、その後胎児スクリーニング(超音波検査)になると言われていた。

さすがに、検査結果を1人で受け止める勇気はなく、旦那くんに半休をとってもらった。

予約時間の少し前に、近くの喫茶店で待ち合わせしてお茶。

不安と期待。

たぶん大丈夫。

私のおなかにいる赤子は10週で胎児浮腫の指摘を受けただけ。

ちゃんとした計測で、12週の今日みてもらったら、きっとなんともない。

「安心を得たいがためにに受ける検査」という気持ちで、前向きに臨むつもりでいた。

でも心のどこかで、今日の結果次第では絨毛検査、もしくは羊水検査。

そして、その結果次第では…どういう決断をしたらいいのか。

 

旦那くんとは、胎児ドックの結果の先のこと、その先のこと、たくさん話し合ったけど、答えは出さずにいた。

何も検査をしていないうちから後ろ向きの答えを決めておくのはよそうと。

ひとつずつ、結論を出し、ひとつずつ納得していくことが大事だった。

 

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さて、いよいよクリニックへ。

とても綺麗なところ。

受付の方は私服でラフな感じ。なんていうか、病院ではなくクリニック。

ここは産婦人科ではなく、心も一緒にケアしてくれるんだな、とひとつ心が軽くなる。

私が電話で泣きついた方が、きっとこの受付に座って電話を受けてくれていたんだろうーと思った。

 

番号が呼ばれ(ここでは名前は呼ばない)、カウンセリング開始。

資料をたくさんもらった。

まず、NT=胎児浮腫とは何なのか。

それが厚いと、どういう意味を持つのか。

今日の検査の内容について。

検査の目的について。

今日の検査結果の後に、どうするかについて。

 

カウンセリングは、検査の内容の把握と、今後の検査方針を決定していくためのものだと考える。

私が、産婦人科で受けた雑なNT宣告が、いかに雑であったかを思い知った。

このカウンセリングで、理解したことをまとめる。

 

*私が言われたNTが厚いということで確率があがるのははダウン症だけではない。ダウン症は染色体異常のひとつであり、つまりダウン症以外の染色体異常の確率もあがり、そのほかの先天異常(心臓が多いらしい)の確率もあがる。

逆を言えば、NTが厚い=ダウン症ではなく、なにかしらの異常があるのかもしれない、と思ったほうがよいのではないか。

 

*NTの厚さは、赤ちゃんの身長(この場合頭臀長CRL)と照らし合わせて見ていく必要がある。

 

*今日の検査、超音波検査では、NTだけの計測では判断しない。

検査項目は5つ。

NT計測、鼻骨の確認、胎児の心拍数、三尖弁閉鎖不全の有無の確認、静脈瘤血流波形の計測。

 

*超音波検査での結果の出方は、あくまで確率。私が31歳なので、ダウン症の確率が1/909、全染色体異常の確率1/385。それより高くでるか低く出るかをまずは見てみる。

 

*産婦人科から、受けるかどうか決めてくださいと言われた、「トリプルマーカー」は中期(15週以降)に行う血清マーカー検査。検出感度は75%ほど。今日受ける超音波検査は80%。

→この説明によって、感度の低い検査を、15週以降に受けるという選択肢はなくなった。

 

*このクリニックでは、確定検査を受ける場合は絨毛検査。絨毛検査は11週〜13週に受けられる。早く結果が出るということ。万が一、確定検査で染色体異常が見つかったときに、妊娠を続けるかどうかの決断を早くできるということ。羊水検査は16週〜18週と、少し遅めの検査。その分、赤ちゃんはどんどん成長している。

→この説明によって、羊水検査を受けるならその前に絨毛検査を受けた方がよいのでは。ということで、羊水検査という選択肢はなくなった。

 

*この超音波検査(胎児ドックとも呼ぶ)では、染色体異常、心臓の異常が早期に発見できることもあり、それによって出産する病院をNICUのある病院に変更したほうが良いかもしれない、など、事前に赤ちゃんを万全な状態で待てる、そういったメリットがある。

 

そう、このカウンセリングによって、産婦人科から迫られいた2つの検査は必要なし、という答えがまず出た。

産婦人科では、妊婦、私自身の健診と、赤ちゃんの生存確認、そして出産をお任せしよう、赤ちゃんの身体の細部についてはこのクリニックにお世話になろう、と役割分担を自分の中で決めた。

 

そして、いざ。

院長先生にお腹の上からエコーで超音波検査をしていただいた。

院長先生もシャツ姿でとてもラフで気さくな方だった。

静かに丁寧に、話しかけてくれた。落ち着いた。

30分、いや、40分くらいだろうか、こんなにゆっくり見てもらえるとは思わなかった。

あかちゃんが動いたり、下の方に行っちゃったりして逃げていたり。

「戻ってきて〜。こっち向いて〜。」とか言いながら、先生は見てくれた。

NTってこうやって測るんだよ!と、あの産婦人科の先生に言ってやりたいとすら思ってしまった。

1,2分の診察で宣告されたのかと思うと、ほんとに腹がたってきた。

でも、腹を立てる元気すら、このクリニックに来るまではなかったけどね。

 

と、いろいろと分析してみたのはいいけれど、結果はどうだったのかと。

超音波検査が終わったところで、パソコンと向き合って院長先生から直接説明を受けられる。旦那くんはわかったようなわからないような顔で、横に座っていた。

 

上に書いた、5つの項目【NT計測、鼻骨の確認、胎児の心拍数、三尖弁閉鎖不全の有無の確認、静脈瘤血流波形の計測】のうち、ほとんど問題はなかった。

問題なのは、一番気になっていたNTの計測。

結果的には2,8mmだった。

○,○mmという答えが、どれだけ欲しかったかとこのとき本当にすっきりした。

けど、やはり薄くはなかったのだ。

標準より少し厚めであったことは間違いない。

でも、NTだけで確率が出るわけではないのが今日の検査。

5つの項目の検査を経て、我が子のダウン症の確率は、1/1903。

そのほかの染色体異常はもっと確率が低かった。

31歳での年齢リスク1/909の倍近く低い確率が出たのだった。

 

NTが厚かったのに…本当に信じていいのだろうか。

これが本音。

でも丁寧なカウンセリングを受け、私は納得した答えを得られたので、ここで検査を終えた。

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カウンセリング+超音波検査

↓ 年齢における確率より高い確率が出てしまったら…

母体血清マーカーをプラスする

↓それでも確率が高かったら…

羊水検査もしくは絨毛検査をおこなう

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検査前に決めていたこと。

母体血清マーカーも受けないことにした。

 

最後に、院長先生と話し合い、今後の方針を決めた。

これで染色体異常の可能性は低く、少し安心できたことになる。

だけど、NTが厚くなるというのは、染色体異常以外に心臓の異常という可能性も捨てきれない。心臓の異常の有無は、中期のスクリーニングで、より見えるらしい。

中期に超音波検査をもう一度受けて、それで異常がなければ卒業ということにしようと。

それは安心だ。

ひとつずつ不安を取り除いていけるのであればそうしようと思い、さっそく中期の検査の予約をとって帰宅した。

 

この日、ようやく食べ物の味がしたような気がした。

 

検査を終えて、たぶん安心材料にはなったのだが、やっぱりまだ不安は残る。

相変わらず、ネットで「NT」などと検索してしまう、、、涙

あんまりずっと不安でいるのも、お腹の赤子に申し訳ない。

信じて、妊娠を続けるには自分の中で「まとめ」をしたかった。

その「まとめ」は次回に。