ある大学の卒業式で、
弦楽四重奏の生演奏をする事になりました。
今回参加したのは、
学部生と博士号の卒業式、計3回。
まず日本と違うのは、
卒業式に 家族総出でやってくる事だと思います。
(学部、博士ともに)
両親、お兄ちゃん、お姉ちゃん、その伴侶、甥っ子、姪っ子。。
更に、おじいちゃん、おばあちゃん・・・。
卒業式会場の中には、
たくさんのベビーカーとベビーが!
いつもどこかで
赤ちゃんの泣き声が聞こえ、赤ちゃんが歩き回っており、
日本のようにシーンとした雰囲気ではありません。
次に違う点は
1人ずつ名前が呼ばれ、
卒業論文の題名が発表され →賞状授与という流れ。
学部生、博士ともに共通でした。
1人ずつ前に出てきて、学部長と握手、写真撮影。
そのたびに会場にいる家族が口笛を鳴らすなど、
アットホームな雰囲気でした。
博士号の人たちは、加えて
研究内容を一言で説明するスピーチの時間もありました。
(外国人留学生もドイツ語でスピーチしており、
ドイツ語圏で博士課程を過ごしながら
ドイツ語の全くできない旦那に見せてやりたい光景でした)
今回私の仕事は弦楽四重奏の演奏だったのですが、
演奏した曲は
オーストリア人の作曲家を中心に選曲され、
モーツアルト、ハイドン、ヘンデル、シューベルトなど。
最後はオーストリアの国歌斉唱で終了
大変貴重な経験だったので、
エキストラとして依頼してくれた人に
何度もお礼を言って、会場をあとにしました。