トルコ・イスタンブールに滞在中のジャーナリスト、池上彰さんは11日、朝日新聞の木村伊量社長が慰安婦問題の過去の報道を謝罪したことについて「遅きに失したが、皆に謝罪したのは評価してよい」と述べた。共同通信などの取材に答えた。
同時に「朝日新聞は謝罪すべきだと書いた私の主張を受け止めてくれた。私にも謝罪したのだと思う」と語った。
朝日新聞での今後のコラム執筆については「(朝日新聞側の会見の)詳しいニュアンスがまだ分からないので、なんとも言えない。現時点ではコメントしようがない。帰国後、子細に検討したい」と明言を避けた。
池上氏は日本とトルコのメディア・フォーラムに出席のため、トルコを訪れている。(共同)