危険ドラッグ（脱法ドラッグ）を吸引して車を運転し事故を起こしたとして、警視庁立川署は１１日、道交法違反（過労運転等の禁止）などの疑いで、東京都八王子市緑町、会社員、田代一雅容疑者（３０）を逮捕した。同署によると、田代容疑者は容疑を認めているという。
逮捕容疑は１０日午後９時１０分ごろ、田代容疑者が薬物の影響により意識がもうろうとした状態で乗用車を運転し、東京都立川市富士見町の市道で反対車線側の電柱に追突。助手席に乗っていた会社員の男性（２９）に軽傷を負わせたとしている。車内には危険ドラッグや吸引具があったという。
危険ドラッグ吸引者による交通事故が相次いでいることを受け、警視庁は５日から、危険ドラッグの使用が疑われる運転が発覚した場合、同容疑で現行犯逮捕する運用を開始。各警察署に通知しており、通知以来、逮捕は初めて。