「遺体は10~20代女性」と熊本県警 荒川さんの可能性高まる 女子生徒不明事件 | 毎日のニュース

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 熊本県人吉市の県立高校3年の荒川真侑子さん(17)が5月上旬から行方不明になった事件で、県警は8日、人吉市の山中で見つかった身元不明の遺体の司法解剖を行い、推定10~20代の女性と発表した。殺人・死体遺棄事件として人吉署に捜査本部を設置、荒川さんとの関連を調べる。

 遺体は、別の女性への強制わいせつ容疑で逮捕した浜松市の無職、赤石弥容疑者(47)の供述に基づき7日に発見された。県警によると、司法解剖の結果、死後約2週間から約2カ月経過しており、荒川さんである可能性が高まったとみている。死因は不詳で身元確認はできなかったとしている。DNA鑑定を行い、身元の特定を進める。

 県警によると、赤石容疑者は「荒川さんを殺害し放置して逃げた」と供述。遺体は、市内の高塚山山頂近くの駐車場から数十メートル離れた斜面で見つかった。

 県警は8日、遺体発見現場で実況見分を実施。捜査員10人以上が草むらをかき分けるなどしながら遺留品を捜索した。