兵庫県赤穂市木津で11日に発生した山林火災は約14時間後の12日午前5時55分ごろ、ほぼ消し止められた。市消防本部によると少なくとも50ヘクタールが焼けたが、さらに燃え広がる恐れはなくなった。
12日明け方から消防車25台が出動し、消火活動を再開。陸上自衛隊や県などのヘリコプター4機による散水もあり、鎮圧状態になった。
赤穂署によると、けが人や住宅への延焼の情報はない。老人福祉施設の入居者ら11人が市外に自主避難を続けている。
火災は11日午後3時40分ごろに発生。煙などの影響で、近くを走る山陽自動車道と播磨自動車道が上下線の一部区間で7時間半にわたり通行止めになり、12日未明に解除された。