フィリピンのマニラ首都圏で6日夜、日本人の旅行代理店支店長、岩崎宏さん(59)=本籍・栃木県=が、バイクに乗った2人組の男に拳銃で撃たれて死亡した。地元警察が7日、明らかにした。
警察によると、車を運転して帰宅途中だった岩崎さんは6日午後9時すぎ、首都圏パラニャケ市の路上で、信号待ちで停車中、2人組のうち1人に無言で頭を撃たれた。目撃者がいたという。
岩崎さんは首都圏マカティ市のホテルにある旅行代理店「フレンドシップツアー&リゾートコーポレーション」の支店長を務めていた。同社のホームページによると、マニラやセブなどに日本人やフィリピン人のスタッフを置き、日本人向けにホテルやゴルフ、ダイビングなどの手配を行っているという。
首都圏に住む岩崎さんの日本人の知人によると、岩崎さんは1980年代ごろからフィリピンに居住。知人は「後輩や同僚の面倒見がいい人で、なぜ狙われるようなことになったのか分からない」と悲嘆に暮れていた。(共同)