「子どもの貧困」阻止へ当事者の声、大綱に 対策検討会が初会合 | 毎日のニュース

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 内閣府は17日、有識者らによる「子どもの貧困対策に関する検討会」の初会合を開いた。親から子への「貧困の連鎖」を断ち切るため、必要な支援策を盛り込む政府の大綱に、あしなが育英会の奨学生といった当事者や支援者の声を反映させる狙いがある。

 初会合の冒頭、森雅子内閣府特命担当相は「子供たちが夢と希望を持ち成長できる社会の実現を目指し、大綱に協力をいただきたい」とあいさつした。厚生労働、文部科学両省は子どもの貧困対策の現状を説明。政府は7月までに大綱案を作成する方針で、検討会の意見を踏まえ、生活支援や子供への就学援助、保護者への職業訓練などの具体策を書き込みたい考えだ。

 今年1月施行の「子どもの貧困対策推進法」は子供の将来が生まれ育った環境に左右されることがないよう均等な教育機会の整備を図るとしており、大綱策定も義務付けている。