「ロシアはデマ情報流している」欧米が批判 ウクライナ問題めぐり安保理 【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会は16日、ウクライナ情勢に関する会合を開いた。リトアニアのムルモカイト国連大使は、ウクライナ東部などで親ロシア派住民が「組織的に弾圧されている」とロシア側がデマ情報を流しているとして、「政治宣伝合戦は危険だ」と強調。英国のライアルグラント国連大使も「虚構」に基づいた情報操作だと批判した。 これに対して、ロシアのチュルキン国連大使は、ウクライナの首都キエフで親露派のジャーナリストが政府から妨害工作を受けていると抗議した。