世界中で広く使われているオンライン情報の暗号化プログラム「オープンSSL」に深刻な欠陥が見つかった問題で、警察庁は15日、この欠陥を標的にしたとみられる不審なアクセスを4万4534件検知したと発表した。9日に初めて検知し、15日午前10時までの数字をまとめた。実害は判明していない。
プログラムは、銀行やインターネット通販などのサイトで使われることが多く、サーバーに保管されているパスワードやクレジットカード情報が盗まれる危険がある。
アクセスは断続的に検知され、12日午前3時台に5088件、15日午前9時台に4200件、14日午後0時台に4142件など、集中する時間帯もあった。
警察庁によると、サーバーの管理者がプログラムを欠陥がないバージョンに修正すれば被害は防げるという。